星のソムリエ養成講座。私が受講する三回目の講座「プラネタリウムをつかってみよう」が、明石市立天文科学館でありました。
今回は、天文の知識や望遠鏡の知識ではなく、人に教える、伝える、という、いかにも「星のソムリエ」らしい内容でした。プラネタリウムの操作と解説という内容ですが、観望会でも、天文を離れても、たとえばプレゼンなどにもヒントになりそうです。
講義と実技がそれぞれ1時間半ですが、人数が多いとのことで、実技は3グループに分けて行われました。私は一番最初のグループです。
実技は同館の移動式プラネタリウムを近くの保育園を借りて設置。設置から手伝います。エアドームは5分少々で膨らみます。かなり早い。
実技は、投影機を指定された日時に合わせて動かし、また指定された星座をポインタを使って示します。示す時には声を出して説明もしなければなりません。
ポインタの捌き方にもコツなり注意することなりがあるし、話す内容にも、いろいろとアドバイスがありましたが、結局お客さんにわかってもらうため、星や宇宙により興味を深めてもらうためにどう工夫するかなんだろうなと思います。あとは、余裕をもった喋りかな。これは慣れないといけませんね。<って、先生してたんじゃないの?言われそうですが(^^;;;
講義は、まず発声練習から。歌うのとしゃべるのとでは違うのでしょうが(「あえいうえおあお」なんてやったことはない)、いずれにせよ二十年以上ぶりなので忘れています。完全になまっています。いかん・・・
その後、投影の合間のプラネタリウムドームに移動。自分が操作こそしませんが、完全手動のツアイスで、投影機の各部の説明、調光系と運動系それぞれの操作などの講義を受けました。
終わった後は、そのまま、プラネ番組を見て帰りました。もういつもと視点が違っています。ここではこういう操作をしているんだな、とか、ポインタの使い方、話の進め方、そういうことを気にしていました。なんだか嫌な客になってます(^^;;
講座が終わった頃は、いい空でした。これは今夜も(今夜こそ)八塔寺かな。
WBSのMLにも「行く」というメッセージが多数集まっています。
ところが、準備を進めていたら、「備前は曇っている」との情報が・・・あわてて衛星画像を確認してみると、なんとものすごい勢いで西から雲が迫ってて、すでに西日本を覆いつくさんばかりの勢いです・・・
もう出かけてしまった人、がっくりだろうなぁ・・・もっとも、これで現地が晴れていたら、こっちの方ががっくりなんですが。
憮然として、なんとなくテレビをつけていると、コロッケが登場しました。芸能人のコロッケじゃなく、食べる方のコロッケです。
「今日はコロッケです。みんな好きですよね〜」
「嫌いって言う人いないですね〜」
・・・・・ここに一人います(-_-メ)
朝からサーバが不安定だったので、2度ほど再起動しました。
「clocksource/0: Time went backwards」というエラーが頻発して、システムクロックがおかしくなり、cronが停止したり、IMAP4SがSSLのエラーで接続できなくなったり。このエラーはXenの関係のエラーのようです。
いま落ち着いたようです。
どういうわけか、Phusion Passenger(mod_rails)がSegmentation faultを起こすようになってしまいました。一般保護違反なんて久しぶりに見ました。
Railsは自分の管理ツールにしか使っていない(もったいない)ので、とりあえずmod_railsをApacheから切り離しました。CGIとして使っています。当然重くなってしまったけれども、1.x系ほどではない。
そういう不安定な状況にもかかわらず、ドメイントランスファーという大事を敢行。いや、連休中に手続きを始めて、手続き中にサーバが不安定になったわけです。
仕事がら、指定事業者変更という手続きを受け付けることも多いのですが、お客さんみんな、どうやったらいいか戸惑うみたいです。
星の情報.jpの場合、前はお名前.comだったのですが、ここからの転出はとても簡単でした。
(1) 移管先で指定事業者変更の手続きをする。
これだけ。
すると、お名前.comから「移管申請が来たから、これこれのURLにアクセスして、「承認する」か「承認しない」か、どちらかのボタンを押してくれ」というメールがきます。URLにアクセスして、「承認する」を押せば移管完了。
実質1営業日で終了しました。移管先からも、逐一状況報告がメールで届きました。
あとは課金関係に注意を払っておくだけ。
このシンプルさは見習わなくては(汗)
昨日から調子の悪い星の情報.jpサーバですが、ファイルシステムが壊れかかっているみたいです。
会社でこっそり確認して、再起動しましたが、本格的に直すのは帰宅してからになります。
サーバ絶不調の続き。早起きして再構築しましたが改善せず。それどころか、バックアップから戻すのに予想外に手間取り、出勤まで間に合わない。とりあえず優先度の高い部分だけ戻し、それも時間がかかりそうなので、機械任せにして家を出ました。
お昼休み、ご飯を食べに行く前に、何とか届いているメールを確認したら、サポートへの問い合わせの返事が来ていました。仕事中でわからなかったけれども、かなり早くに返事してくれていた様子です。
ハードウェアの障害が考えられるのでホストサーバを移動させる、再起動が発生するがかまわないか、とのこと。
OKの返事を送って外に出て、歩きながら携帯からWebが表示できるか確認すると、作業に入ったのか、アクセスできなくなっていました。
戻ってきてから確認。Webアクセスできないのは、webサーバはとりあえず立ち上げた状態のまま、自動起動に設定していなかったので、サポートが再起動した際に停止したままとなっていたため。
帰宅してから確認しましたが、ログにもエラーはなし、yum をはじめ、必ずSEGVっていた操作を行っても一切問題なし。解決したようです。
ハードウェアの障害ねぇ。自宅サーバからVPSに替えたのは、ハードウェアの障害対応を嫌ってのことだったんですが・・・もっとも、自宅サーバだったら、ハードウェア障害が起きた時にはたして復旧できたかどうか。HDDぐらいならまだしも、下手すれば再起不能に陥っていたかもしれません。
まだ完全復旧というわけではありませんが、残っているものは、まあ、自分が傷を広げたようなものです。ホストサーバ側の問題だと、早めに見切りをつけられていれば。
ちょうど昨日まで、淡路で宇宙科学技術連合講演会があり、そのオプショナルステージということで、てらきんさんこと寺薗淳也さんをコーディネータに一般向けセミナーが午後から天文科学館で開かれました
講師はJAXAの吉川真さん、宇宙コーディネータの大貫美鈴さん、秋田大から和歌山大に移られた秋山演亮さん。順番に出てこられて、てらきんさんとクロストークを展開する形で進行しました。

一人目の吉川さんは、「はやぶさ」と、「はやぶさ」によるイトカワ観測の成果について。
冒頭、「はやぶさ」がイトカワに接近したところを描いたイラスト。接近前と接近後ではイトカワが差し替えられています。探査によって小惑星の常識が塗り替えられたことを示す象徴的なイラストです。

左がてらきんさん、右が吉川さん。てらきんさんが持っているイトカワ模型は、職人さんが手作業で作成されたもの。天文科学館などいくつかの場所で展示されているものと同型です。一方、吉川さんが持たれているのは、「はやぶさ」のデジタルデータからおこして作成したもので、形としてはこちらの方が正確です。もっとも、質感は、職人さん作の方が近いとのこと。

1/2000のイトカワ。職人さんが作られた方

1/2000のイトカワ。デジタルデータをもとに作った方。よく見ると、等高線が刻まれています。
二人目は大貫美鈴さん。民間宇宙旅行業界で活躍されている方です。民間宇宙旅行の現状とこれからについてお話しされました。
この分野、海外、とりわけアメリカでは動きが活発です。軌道滞在型の宇宙ホテルもすでに試験機が地球軌道上を回っています(星の情報.jpで紹介したことがあったかも)。しかもその技術は、実はすでにNASAが開発してお蔵入りになっていたを買い取ったもので、つまり「大丈夫」というものだとか。
日本でも北海道にスペースポートを作る計画があるとか。
しかし、まぁだ、手が届くところまでは・・・秋山さんが後で言われたように「なら、自分の手で行ってやる」・・・・・まずはロケット作るところから?(^^;;

サブオービタル型の宇宙機の一つ。次はVistaですか?(汗;;
三人目は、その秋山演亮さん。和歌山に移られていたというのを今になって知りました。
和歌山でも能代みたいなことをやろうとされているみたい。加太に、関空の埋め立て用の土砂を採取した土地が残っており、ここを、能代のように使える場所にすることを考えられているようです。また、さらに民間宇宙港も。和歌山のメリットは、関空も近いし、とにかく能代に比べて交通の便が良いこと。友ヶ島も近いし(笑,関係ないって^^;;)
最初に言われていたのが、誰かがやってくれるのを待つのではなく、ならば自分の手でやろう、そういう学生を増やしたいということでした。
ネット関係も、サービスでも何でも「無ければ自分が作る」という気概がここまでの発展を支えてきたと思っているのですが、最近は、ただ人に与えられるものを使うことしか考えていない「お客さん」が増えたと思うことが多く、共感できました。

終了して、参加者の質問に答えるてらきんさん、秋山さん、大貫さん。
とにかく、濃ゆいセミナーでした。
天文科学館を出た後、垂水へ。
JR垂水駅から、バスで星稜高校前まで行き、西明石天文同好会(WBS)の面々とインド料理店「クンダン」で合流しました。車だと第二神明高丸ICそばといった方がわかりやすい場所です。
メンバーのYさんのご家族が最近はじめられたお店です。WBSの面々は、八塔寺以外ではまず顔を合わせることがないので、たまには、ということで、その人と企画しました*1。もっとも、現地でのお店との連絡や、当日の仕切りはYさんに任せっきりにしてしまいました。すみません。
家族で来られた人もいて、思ったよりおおぜい集まりました。
食べたのは、ひと通りのものがついてくるセットメニューで、ナン、タンドリーチキン、サモサ、シシカバブ、カレーは選べるのでマトンカレーを。おいしくいただきました。
久しぶりの人もいたし、話もはずんで、楽しく過ごしました。
そういえば会社の近くに(なぜかあんなところに)ネパール料理店があるなぁ。また行ってみよう。
*1 ちなみに私は滅多にこの手の企画を立てません。苦手なので。
いま、ちょうど衝の位置にいます。
![[Orbit Diagram] [Orbit Diagram]](images/upload/20081111_0.jpg)
JPL Small-Body Database Browserより、Orbit Diagram。
![[星図/JPG] [星図/JPG]](images/upload/20081111_1.jpg)
ステラナビゲータ8による11月11日の位置(地平座標)
Date R.A.(J2000) Decl Delta r V 2008 11 11 03 35 58.1 +13 04 49 1.126 2.110 15.6 2008 11 12 03 34 52.0 +13 05 53 1.125 2.110 15.6 2008 11 13 03 33 45.3 +13 07 01 1.124 2.110 15.6 (Minor Planet & Comet Ephemeris Serviceによる計算結果から)
15,6等・・・・・
普段は、命名文をプロフィールに活用させてもらう程度でそれほど意識していないのですが、さすがに「今年は衝の位置にくる」とわかってたので、ちょっと注目度が違います。ふた月ほど前には推薦者にも初めてお会いしましたし(命名者にはまだお会いしていない)。
ステラナビゲータで日本名を表示すると、もろに漢字フルネームで表示してくれます(^^;; さすがにそれは違うだろうと思いました。
まだ写真がありません。
「撮りに来ないか」と言ってくれた人がいました。この話を別の人にしたら、「やめたほうがええ」と鼻であしらわれて頭に来ました。写真を撮らなくなって久しい上、簡単な対象じゃないと思いますが、逆に撮ってやろうという気になっています。
HR 8799の方は見ての通りなんですが、フォーマルハウトの方は、よく見つけたなぁと思いました。
フォーマルハウトの周囲の塵のリングが発表されたのは2005年でしたか(当時のHSTのプレスリリース、アストロ・トピックス111号)。この時にすでに惑星の存在可能性が示唆されていました。
それで、2005年発表の画像、と、今回発表された画像(こちらはAstronomy Picture of the Dayより)を見くらべて見るとですね・・・方角が合っていると仮定して、2005年発表の画像に、なんとなく、それらしいのが写っているような気がしたりしてですね・・・・(^^)
天文科学館へ。
N村さんの砂金掘りにちらっと立ち寄ってから、中へ。ほしとも特典の無料5回はすでに過ぎているので、通常料金で入館しました。
まず3階の特別展示へ。「星の和名」というテーマです。星の和名は農具などをかたどったものが多いのですが、ほとんどの道具はすでに身近では見られなくなっています。
その道具の実物が、星ごとに展示してありました。そんなに多数の展示ではありませんが、今になって初めてどういう道具かわかったものもいくつかあり、興味深く眺めていました。
ここで現行88星座の由来物の実物展示とか考えてみる・・・・・無理です。ペガススの実物とか、テーブルさんの実物とか、どうせよと。
それからプラネタリウムへ。狙ってきたわけではありませんが、特別投影でした。投影のテーマは「マタニティ リラクゼーション」。妊婦じゃないんですが(^^;、「妊婦じゃなくても可」なのでそのまま入場します。ちょうど、ほしとも会員のご家族と出会ったので一緒に座りました。
星空を眺めながら、フルートとピアノの生演奏を楽しむ催しです。フルートは病院の産婦人科のお医者さん。もう長く続いている催しですが、私は聴くのは初めてです。
「夕焼け小焼け」「赤とんぼ」に始まり、よく知っている曲ばかりで楽しめました。どれもいい曲でしたが、アンコール曲が一番受けていたのではないでしょう(^^)。やっぱり関西ですね(^^;
終わってから、N村さんがしげしげと投影機を眺めている横に立ちました。前から気がついてはいたのですが、惑星投影機、2連ではなく4連なんですね。
先日の障害からの復旧作業はまだ続いています。といってももう落ち穂拾いの域にありますが。
深夜に回している、サイト内全文検索のインデックス作成(mknmz)を再開したところ、「Unterminated compressed integer in unpack」で落ちてしまいました。手動で実行してみると、必ず同じ場所で落ちるようです。
このエラーをネットで検索してみると、インデックスが壊れている時に発生するようです。壊れる原因は「ハードウェアのエラーの可能性が・・・」あ、はい、該当しますね。
それで、一度インデックスを全部削除し、再作成してみました。今度は正常に完了したようです。
そのサイト内検索も、検索フォームの復旧はかなり遅れてしまいました。
新型インフルエンザ関係。でも未だに「インフルエンザごときで大げさな」と思っている人が多いかもしれない。
最初に「これはやばいんじゃないか」と思ったのは変光星のメーリングリストでこの話が流れてからでした。ぼちぼちと情報を集め、松浦さんの記事を読むなどしました。大袈裟じゃなく、はじめて自分の「死」を現実に感じて、しばらくは気持ちが重かった。
「インフルエンザ」という名前がそもそも悪いのではと私は思っています。タミフルが特効薬として知られていますが*1、H5N1型鳥インフルエンザに感染して*2、タミフルを服用しなかった人は例外なく死に至っています(via 鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集:左の表参照。)。タミフルを服用しても、発病から24時間以上経過したら急速に生存率が低下します。特効薬ではなく、それしかないのです*3。「そんなもん、安静にしていれば治る」などとタカをくくったら間違いなく一家全滅でしょう。こういうものが、普通のインフルエンザと同じ経路で感染するのです。
とにかく人同士が接触する機会をできるだけ減らし、感染を防ぐのがまず重要です。早期に学校を閉鎖するのは妥当な考えではないでしょうか。受験?学力?たぶんその時になったら、そんな寝とぼけたことを言う親はいないと思う。
でもここで塾が変に頑張って、閉鎖された学校の代わりに子供たちをかり集めて、そこで感染が広がって子供たちが大勢死んで・・・・という、ありそうな状況が頭に浮かびます。
新型インフルエンザのパンデミックが起こったら、星見もプラネもしばらくお休みしなければいけないでしょう。仕事は在宅でできるように今から考えておかないと。生き延びて、また星が見られるように。
感染防止にも対策はあるし、万一感染しても助かる方法はあります。われわれの危機管理能力が最大限に試されます。

姫路市内の町屋を借りて行われました。お抹茶とお饅頭。
播磨の方は2回目の開催、私は初めての参加です。こちらに協力している「サイエンスカフェ神戸」は2005年10月からと、もうかなり実績があります。神戸の方も私はまったく知らないのですが(汗)。
テーマはブラックホールでした。ゲスト講師の方の話もとても面白く。 Cyg X-1のような連星系ブラックホールと、Sgr A*のような銀河中心の巨大ブラックホール、最後にはLHCによる実験にも触れられていました。
参加者はだいたい年配の人が多め。難しいテーマですが、「ブラックホール」というキーワードが馴染みが深いせいか、質問も盛んに出ていました。ホーキング放射がなぜか関心を集めていました。降着円盤から出るX線やジェットとごっちゃになっている質問もありましたが。ジェットも不思議に思われたようです。どちらも、ブラックホールから何かが噴き出しているというのが意外に思われるのでしょう。ジェットに関しては、ブラックホールからではなくて、その周辺から出ているわけなんですが。
私には、ブラックホール(の周囲の降着円盤)が変光しているというのが新鮮でした。激しい現象が起きている場所のはずですから、考えてみれば当然でしょう。まだよくわかっていないが、太陽フレアのような現象が円盤のあちこちで起こっているのだろうということ。
次の予定があるので、終了間際に、私は先に会場を出ました。アンケートを出すのを忘れていた(汗)。このアンケートは岡山と同じJSTのものですね。
姫路を急いで出たのは、天体観望会に出るため。

児童虐待防止キャンペーンのオレンジリボン
今日のテーマは「アンドロメダ銀河」。でも、姫路は快晴だったのに、明石は薄雲が・・・・
それでも四階の日時計広場では木星と「すばる」ぐらいは見えました。木星はもうとても低いので、長く保たないだろうと思ったのですが、お客さんは長蛇の列。ひやひやしましたが、低空の視界を稼げる位置に望遠鏡を移動したりしながらなんとか。
なお、ライトアップの方は、観望会中はリボン部分を除いて消灯していただいていたようです。普段より灯りが強いからとか。普段のライトアップも、市の方針もあるし、消えていると不審に思った市民から問い合わせがあるので難しいところのようです。

そういえばクリスマスシーズン・・・
例のNHKのニュース以外、見かけません。
感染症研究所のサイトにもなし。どこが出した話だったか再確認しようにも、ニュースの方も掲載期限が切れたようでもう見られません。
「星空の文化に親しむ」。姫路市科学館にて。
講師は黒田武彦氏。
盛りだくさんな内容でした。
後半、日の出月の出の瞬間はいつかというクイズと、太陰暦太陽暦の話、なぜ7月8月は連続して31日なのかというクイズ、そして、大安仏滅なんて根拠のない迷信を信じるのはやめようという話・・・・これは前も聞きましたね。
レポートは合格するか不安です。
明石市立天文科学館星の友の会が年2回程度実施している、一泊二日の観望旅行です。
今回は、和歌山県のかわべ天文公園へ向かいました。また、2日目は和歌山市立こども科学館のプラネタリウムを鑑賞します。

実はどういうところか、場所も含めてほとんど調べていませんでした。どうやら1メートル鏡があるらしいということぐらい。
湯浅御坊道路の御坊ICから少しだけ東へ進んだ丘陵の上にあります。一番高い所に天文台。その一段下にプラネタリウムのある「コスモポート」と宿泊棟があります。

コスモポート。その右手に宿泊棟が続く。
21時までは天文台での観望会に参加する予定です。その後の観望は望遠鏡を借りて宿泊棟の屋上で、ということで、屋上を確認しました。

ピラーが何本か立ててあります。見晴らしも良く、夜に屋外に出回る必要もないのでいい感じです。気になるのは、隣の御坊市の市街地が意外に近いことでしょうか(実際、これはかなり気になりました)。

到着してしばしの休憩のあと、プラネへ。

二球式で惑星棚に惑星投影機もあります。が、その南側にも独立した惑星投影機が。そのあたりのことを何か聞いていたのですが忘れました(^^;;
投影は全部生解説でした。月の28宿のお話でした。面白かった。寝てた人もいましたけど(^^;;

夕日。雲量は夜になるとさらに増加しました。
夕食の後、観望へ。しかし、天気が思わしくありません。天文台での観望会は19時からの予定でしたが、雲が多く、30分ほど遅れての開催となりました。
まずコスモポートと天文台の間にある星舞台に集まります。どういう場所かは写真を見た方が早いでしょう。

星舞台。
多かった雲が一時的に晴れ、天の川まで見えています。流星もいくつか。ここでしばらくお話を聞いた後、天文台の1メートル鏡へ。見せてもらったのは、フォーマルハウト、すばる。フォーマルハウトは確かに話題の天体ですが、惑星はもちろん見えません。やっぱり星雲星団を導入するには天気が悪かったのでしょう*1。

幸い、「残念プラネタリウム」鑑賞とはなりませんでしたが・・・ちょっと見てみたい気もします。
*1 でもそういえば、大望遠鏡の能力を活かした観望会に出会ったことが過去あまりない気がします。記憶にあるのは、星の子館で見たM13、西脇テラドームができて間もないころに見たM57、なゆたができて間もないころに見たM42、同じく火星大接近の時になゆたで見た火星。これくらい。
1メートル鏡の後は、宿泊棟屋上で、朝まで(個人差あり^^)の観望です。望遠鏡はタカハシの屈折鏡を借りていました。会員の自前のミヤウチ双眼鏡やコルキットのドブソニアンなどもありました。
朝の天気予報では、気圧の谷が通過するが、深夜から回復するとのことでした。雨こそ降らないものの、また雲が張り出してきました。
自分たちの部屋を控室に、お菓子や飲み物を持ち込んで晴れを待ちます。「雲が切れた」との声で屋上へ。いくつか主要な天体を望遠鏡で見てみることはできましたが、すぐに雲に隠されてしまいます。
幾度か頑張ったのち、3時過ぎぐらいで見切りをつけました。
5時に起きた人の話だと、5時には晴れ間が広がったそうですが・・・・(^^;; ちょっと起きられない。歳の差かな。
昨日の続き。2日目は和歌山市立こども科学館へ向かいます。プラネタリウムを鑑賞し、特別展「プラネタリウム投影機のしくみ」を見てきました。

館内の展示物で遊んでからプラネタリウムへ。
投影の前に、ペットボトルを使った浮沈子の実験の実演がありました。水を一杯に入れて栓をしたペットボトルの中に、醤油やソースを入れる小さな容器(魚の形をしたものとか、よくお弁当についてくるものです)が浮いていて、ペットボトルを指で押さえると沈み、離すと浮いてくるというあれです。実はかわべ天文公園にもありました。流行りでしょうか。
投影は、前半は生で今夜の星空の解説。後半は自動番組で「友情のペガスス」という番組。メーカーの配給でしょうか。
でもここで大変な事に気がついて、愕然としました。
自動番組だと・・・・寝ない(+_+)
本当はもっと早くに開催終了しているはずなのですが、期間延長していました。
これは、本当に面白かった。
内容は特別展のホームページで。
MS-10をばらばらにして展示してあります。恒星球の中も覗けます。ランプに金網を被せてあって、それを回転させることでまたたきを表現しています。恒星原盤もいくつも展示してあり、ルーペで星座を探してみたりできましたが、そんなのはどうでもいい(こともありませんが)。何といっても惑星棚と惑星投影機です。間近に見て、その構造をつぶさに観察したり、年周軸をぐりぐり手で回してみたりとかできました。
ほんとによく考えて作られています。
地球から見た惑星の動きを表現するための機構はそのまま逆行の原理を表しているし、惑星棚の床面は黄道面に平行なのですが、惑星投影機が載る盤は軌道傾斜角の分だけ傾けてあるとか、前にも書いたけれども、惑星投影機は2台1対になっていて、一台が支柱で遮られても投影される像が暗くならないようになっているとか。

逆行を再現する仕組み。機械仕掛けで動かされると、CGなどで見せられるよりも説得力があります。
太陽投影機は一番構造が簡単で、一番複雑なのは月投影機です。月の満ち欠けも投影機内で表現するので、そのための機構が余分についています。MS-10の場合、月投影機だけ1台構成になっています。2台だと、満ち欠けの同期を完全に合わすことができないためとか。ところが、明石のツアイスは月投影機も2台構成・・・やっぱりツアイスは偉大だ。
予定外ですが、ここにお勤めで、彗星で有名なTさんが来られて、展示物についていろいろと説明していただけました。