明石市立天文科学館星の友の会が年2回程度実施している、一泊二日の観望旅行です。
今回は、和歌山県のかわべ天文公園へ向かいました。また、2日目は和歌山市立こども科学館のプラネタリウムを鑑賞します。
実はどういうところか、場所も含めてほとんど調べていませんでした。どうやら1メートル鏡があるらしいということぐらい。
湯浅御坊道路の御坊ICから少しだけ東へ進んだ丘陵の上にあります。一番高い所に天文台。その一段下にプラネタリウムのある「コスモポート」と宿泊棟があります。
コスモポート。その右手に宿泊棟が続く。
21時までは天文台での観望会に参加する予定です。その後の観望は望遠鏡を借りて宿泊棟の屋上で、ということで、屋上を確認しました。
ピラーが何本か立ててあります。見晴らしも良く、夜に屋外に出回る必要もないのでいい感じです。気になるのは、隣の御坊市の市街地が意外に近いことでしょうか(実際、これはかなり気になりました)。
到着してしばしの休憩のあと、プラネへ。
二球式で惑星棚に惑星投影機もあります。が、その南側にも独立した惑星投影機が。そのあたりのことを何か聞いていたのですが忘れました(^^;;
投影は全部生解説でした。月の28宿のお話でした。面白かった。寝てた人もいましたけど(^^;;
夕日。雲量は夜になるとさらに増加しました。
夕食の後、観望へ。しかし、天気が思わしくありません。天文台での観望会は19時からの予定でしたが、雲が多く、30分ほど遅れての開催となりました。
まずコスモポートと天文台の間にある星舞台に集まります。どういう場所かは写真を見た方が早いでしょう。
星舞台。
多かった雲が一時的に晴れ、天の川まで見えています。流星もいくつか。ここでしばらくお話を聞いた後、天文台の1メートル鏡へ。見せてもらったのは、フォーマルハウト、すばる。フォーマルハウトは確かに話題の天体ですが、惑星はもちろん見えません。やっぱり星雲星団を導入するには天気が悪かったのでしょう*1。
幸い、「残念プラネタリウム」鑑賞とはなりませんでしたが・・・ちょっと見てみたい気もします。
*1 でもそういえば、大望遠鏡の能力を活かした観望会に出会ったことが過去あまりない気がします。記憶にあるのは、星の子館で見たM13、西脇テラドームができて間もないころに見たM57、なゆたができて間もないころに見たM42、同じく火星大接近の時になゆたで見た火星。これくらい。
1メートル鏡の後は、宿泊棟屋上で、朝まで(個人差あり^^)の観望です。望遠鏡はタカハシの屈折鏡を借りていました。会員の自前のミヤウチ双眼鏡やコルキットのドブソニアンなどもありました。
朝の天気予報では、気圧の谷が通過するが、深夜から回復するとのことでした。雨こそ降らないものの、また雲が張り出してきました。
自分たちの部屋を控室に、お菓子や飲み物を持ち込んで晴れを待ちます。「雲が切れた」との声で屋上へ。いくつか主要な天体を望遠鏡で見てみることはできましたが、すぐに雲に隠されてしまいます。
幾度か頑張ったのち、3時過ぎぐらいで見切りをつけました。
5時に起きた人の話だと、5時には晴れ間が広がったそうですが・・・・(^^;; ちょっと起きられない。歳の差かな。