昨日の続き。2日目は和歌山市立こども科学館へ向かいます。プラネタリウムを鑑賞し、特別展「プラネタリウム投影機のしくみ」を見てきました。
館内の展示物で遊んでからプラネタリウムへ。
投影の前に、ペットボトルを使った浮沈子の実験の実演がありました。水を一杯に入れて栓をしたペットボトルの中に、醤油やソースを入れる小さな容器(魚の形をしたものとか、よくお弁当についてくるものです)が浮いていて、ペットボトルを指で押さえると沈み、離すと浮いてくるというあれです。実はかわべ天文公園にもありました。流行りでしょうか。
投影は、前半は生で今夜の星空の解説。後半は自動番組で「友情のペガスス」という番組。メーカーの配給でしょうか。
でもここで大変な事に気がついて、愕然としました。
自動番組だと・・・・寝ない(+_+)
本当はもっと早くに開催終了しているはずなのですが、期間延長していました。
これは、本当に面白かった。
内容は特別展のホームページで。
MS-10をばらばらにして展示してあります。恒星球の中も覗けます。ランプに金網を被せてあって、それを回転させることでまたたきを表現しています。恒星原盤もいくつも展示してあり、ルーペで星座を探してみたりできましたが、そんなのはどうでもいい(こともありませんが)。何といっても惑星棚と惑星投影機です。間近に見て、その構造をつぶさに観察したり、年周軸をぐりぐり手で回してみたりとかできました。
ほんとによく考えて作られています。
地球から見た惑星の動きを表現するための機構はそのまま逆行の原理を表しているし、惑星棚の床面は黄道面に平行なのですが、惑星投影機が載る盤は軌道傾斜角の分だけ傾けてあるとか、前にも書いたけれども、惑星投影機は2台1対になっていて、一台が支柱で遮られても投影される像が暗くならないようになっているとか。
逆行を再現する仕組み。機械仕掛けで動かされると、CGなどで見せられるよりも説得力があります。
太陽投影機は一番構造が簡単で、一番複雑なのは月投影機です。月の満ち欠けも投影機内で表現するので、そのための機構が余分についています。MS-10の場合、月投影機だけ1台構成になっています。2台だと、満ち欠けの同期を完全に合わすことができないためとか。ところが、明石のツアイスは月投影機も2台構成・・・やっぱりツアイスは偉大だ。
予定外ですが、ここにお勤めで、彗星で有名なTさんが来られて、展示物についていろいろと説明していただけました。