兵庫県立大学日食観測アカデミック・ツーリズム・プログラム。客船ふじ丸に乗船し、小笠原諸島のさらに南、北硫黄島近海で皆既日食を観測するツアーです。明石市立天文科学館星の友の会(以下、ほしとも)のメンバーとして参加しました。7月20日に兵庫県姫路港を出港、25日に同港に帰港する予定です。
ふじ丸。戦後日本で最初の豪華客船です。
あまりすっきりしない天気ですが、とりあえず雨は降っていません。南の方は晴れていることを信じて乗り込みます。
乗船を待つ人々
船室はこんな感じ。
4人部屋。3人はほしとものメンバー、つまり顔見知りばかりです。
そして私の荷物。なんかいるんですけど・・・・
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ま、いい航海になりそうです(^^)
船内を見て回っているうちに(船内を見て回った様子はまた後ほど)、出港の時刻が近付いてきました。出港は15:15。
岸壁では出港セレモニーが行われました。
デッキではグラスを片手に。
テープが飛び、ドラが鳴り、船がゆっくりと岸壁を離れます。汽笛が鳴ります。舳先をめぐらすと、反対側では消防艇が放水で見送ります。あらゆる乗り物の出発風景の中で、出港風景は一番ドラマチックです。
出港の感慨にふける間もなく、開講式とオリエンテーションのため、ホール(パシフィックホール)に集合しました。
もらったもの
何やら長いお話と、さまざまな説明、スタッフの紹介、それらが終わってホールのに出ると、ちょうど明石海峡大橋を通過した直後でした。
須磨、塩屋方面を後に
かろうじて天文科学館が(クリックで拡大)
船で最初の食事。立食でウエルカムパーティです。
料理がこれでもかと並びます。食べきれない。これからの食生活を期待させます。帰ってきたら体重が心配かも。
一通り食べて満足したころ、ふと、東の方角に陸影が近付いているのに気が付きました。
東経135度子午線通過日本最南端の地、友ヶ島です。
ほしとものメンバー全員集合して記念写真を撮りました。
前方は紀伊水道、それを抜けるといよいと太平洋です。
ポータブルカーナビを持ち込みました、洋上でどれくらい役に立つか未知数ですが。
6日間に及ぶ船旅。時間は一杯あります。さまざまなイベントが企画されています。
初日の夜は海部先生の講演から始まりました。
続いてアクアマリンのコンサート。
依然として生でしか聴いたことがありません。
夜が更けて、森本おじさんと明珍宗理さんのサイエンストーク。
おじさんの話は年々難解になっていきます。きっと深いのでしょう。
あの明珍火箸の明珍さんです。この船には様々な有名人が乗っています。ちょうど最近立て続けにテレビに出られていて、その内容の話をお聞きできました。たとえばテレビでも出た、玉鋼を使った火箸を実際に鳴らしてくださいました。とても澄んだ音色です。鉄がこういうやわらかい音を出すということに驚きます。チタンを使ったぐい飲みや鈴の音も披露されました。
落ち着いたところで夜食を食べにレストランへ。船では、朝食、昼食、夕食の他に、アフタヌーンティと夜食の時間が設けられています。初日の夜食はお茶漬け。ほんとに体重増えそうです(^^;;