望遠鏡日誌

32センチのドブソニアンを、知識も技術も経験もなく、お気楽・お気軽に製作しました。
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2004年10月03日(日)

_ 接眼部がついた

[接眼部をつけた]

。。。ぶっさいくやなぁ。横にはみ出しすぎや。

[接眼部とパイプとの接続]こんな風につないでいるからなんだけど。ここは改良の必要がありそうだ。

_ 耳軸を「かさ上げ」

架台に載せるにはまだ低い(と言うべきなのか出っ張りが足りないと言うべきか)ので、さらに板をはさんで「かさ上げ」しました。

あとは鏡を積んだ状態でバランスをはかり、耳軸の取り付け位置を最終決定すれば、鏡筒の組み立ては完了です。

_ そもそも車に乗るのか?テスト

とまあ、ここまで組み立てはしたけれども、これで車に乗らなかったら困るので、載せてみました。ああ、「望遠鏡のために車を買い換えたら」というのは駄目です。

ともかく載せてみたけど。。。
[載ったところ]
楽々載りました。よかったよかった。


2004年10月04日(月)

_ とほほ。。。

この接眼部ですが、付ける向きを90度間違えてますね。。。かなしい。


2004年10月05日(火)

_ 塗装など

木材部分は透明のニスを塗っています。家具などでも木目調が好きで、あまり赤や青や白とベタベタ色塗りしているのは好みません。それに自分で色塗りをしたらかえってみすぼらしくなりそうです。その割には木目のきれいな木材を探すなどという努力をしてないのですが。

塗装のタイミングは、それ自体の加工を終えて、パイプなど金属の部品を取り付ける前です。取り付けてしまってからでは木材以外の部分をマスキングしたりしないといけないし、接合面が塗装が行き届かないままになりそうだとおもったので、そういうタイミングで塗装しました。

金属部分は無塗装です。イレクターはもともと樹脂コーティングされています。ネジやボルト類は、放っておくとさびるかも知れませんね。


2004年10月11日(月)

_ 今日の作業

鏡のカバーは、開放鏡筒なので、保管時や運搬中の保護のためです。副鏡には、百均で見つけた台所用品の円い筒の樹脂製容器が、主鏡には、同じく百均で見つけた平たい樹脂製植木皿が、ぴったりなのでそのまま使うことににしました。カバーの固定はゴム紐です。

ぴったりなのですが、主鏡側カバーは、ちょうどすぐ上の部分にある、イレクターの横棒の間隔よりもやや広いので、取り付け取り外しが少し大変です。

架台は厚さ15ミリのベニヤ板を使います。

_ 主鏡部

前々から、大穴を開けた板の強度が気になっていたのですが、耳軸の位置を決めるため、バランスを見ようとして鏡筒を傾けたら、主鏡部の板に小さな亀裂ができてしまいました。金属の補強材を貼って補強しようと思います。

_ なにげに重くなった

当たり前ですが、トップリングもつけて主鏡も載せると、さすがに重量があります。腰いわしそうだ。


2004年10月13日(水) 次の課題は架台

_ なにげに重い (2)

となると気になるのが、例の回転台です。30kgぐらい載せられそうなことを書いてあったと思うのですが、載るのかな。

_ 部品の取り方

架台にする板の切り方に悩んでいます。この近辺では、一番長い辺が90センチのサイズの板しか売ってないのです。十分足りるのですが、逆に、中途半端に板が余ってしまいます。もったいない。

_ 架台も車に乗るのか

これも心配どころ。架台はトランクに載せる予定ですが、Ninja-320の架台って結構ぎりぎりだったんですよね。それよりサイズが大きくなるかも知れない。

載らないようなら、耳軸が載る側板を二つ折りにするかな。二つ折りにするんなら。部品の取り方もあまり悩まなくてすむ。


2004年10月17日(日)

_ 架台も車に乗るのか (2)

載らねぇ。。。。というわけで、折りたたむことにしました。

_ Y氏の現場へ

工具を借りるため、午後、Y氏の現場へ。Y氏はログハウスを自力で建築されています。そのログハウスを撮影するのを忘れた(汗)

小屋なんかを想像してはいけません。立派な住居です。

借りた工具のおかげで、かなりまともな架台になりそうです。感謝。

_ 架台の部品説明

[架台の部品]

1.水平回転部の台座
2.耳軸軸受けとなる側板(2枚)
3。水平回転部の上側(鏡筒が載る部分の底板)
4.側板の間に渡す板

[台座]
台座拡大。回転台を固定しています。

[回転台を分解]
回転台は、ベアリングの邪魔にならない位置を選んで、木ネジで台座に固定しています(赤矢印。配置が微妙に歪んでいるのは愛嬌^^;)。

[軸受け兼側板]
軸受け兼側板。上下二分割されています。裏に蝶番をつけて折り畳めるようにしています。立てたときは表側のパッチン錠で固定。

[軸受け兼側板を折り畳んだところ]
折り畳んだところ。

。。。なんとなく、板が薄くないかい? ちょっと不安かも。


2004年10月23日(土) ひとまず完成!

_ これまでの出費

最終的に20万越えました。

_ できた

架台の塗装がまだですが。。。

[全体]

ちゃんとフリーストップしてます(^^)

_ 水平回転部

望遠鏡が載る底板の裏側です。
[底板の裏側]

横滑り防止兼摩擦調整の突起を四カ所につけています。台座に取り付けた回転板が、ちょうどこの間にはまりこむようになっています。貼ってある丸いものは家具スベールです。

家具スベールが台座の板とこすれる感触がありますが、わりあいうまい具合になりました。

_ 耳軸の軸受け

[軸受け]

やっぱり板厚が薄いので補強しました。また、耳軸が飛び出さないようにストッパーをつけました。工作が完璧ならこんなストッパーは不要でしょうが。


耳軸が載る部分には、フリーサイズの家具スベールを切って貼りました。

[軸受け拡大]


運ぶときは、こんな風に内側に折り畳みます。

[畳んだところ]

強度的に不安な部分ではあります(おぃ)

_ 主鏡保護カバー

主鏡にはカバーをかけています。埃よけというより、むき出しなので保管時や運搬時の保護のためです。これ、プラスチックの植木皿105円(税込)です(^^)

[主鏡保護カバー] [はずすと主鏡が出てくる]

_ 副鏡カバー

同様に、副鏡にもカバーをかけています。台所用品のプラスチックの筒(税込105円)を、スパイダーの部分に切り込みを入れ(意外と苦労しました)て取り付けました。

[副鏡保護カバー] [カバーをはずしたところ]


2004年10月24日(日) 望遠鏡制作日誌はまだまだ続きます

_ 今日はなんだか腰と肩が痛いです。昨日の作業で重い鏡筒を何度も載せたり降ろしたり、あっちへ運んだりこっちへ動かしたりしたせいかもしれませんが、あんな程度で、と家族に笑われました。運動不足だな、こりゃ。

_ 架台にニス塗りを施しました。ハケが見あたらなかったので探したら、以前使ったとき洗って干してあったのが、忘れてそのままになっていました。あれから少なくとも台風が2回通過しています。木の柄が何年も経ったように古びていました。えらいものだ。今回は、屋内に干しました。

_ 昨日書いたことと重なりますが、水平と上下の回転軸が比較的スムーズに動き、手をはなすとその位置で止まるので満足しています。ただし上下方向の動作を繰り返すと鏡筒が横へよっていきます。上下軸が左右対称になってないのかも知れません。

_ 望遠鏡制作日誌をスタートしてから8ヶ月以上がすぎました。都合で事実上作業が止まっていたのが4ヶ月あるので、構想段階からここまで、実質4ヶ月かかりました。

_ 形はできましたが、まだ星の光を入れられる段階ではありません。光軸は全然合わせてないし。次は光軸を合わせて、ちゃんと望遠鏡として使えるようにします。


2004年10月25日(月)

_ 細部の説明(2)

23日の写真に掲載漏れがあったので載せます。といっても細かいところ2カ所だけですが。

_ 耳軸の裏側

[耳軸の裏側]

耳軸を支えているパイプをもう一本増やしました。当然と言えば当然なんだけど、1本では、パイプを軸に耳軸が回ってしまいます。パイプを支柱に接着してしまえばいいのですが、耳軸の位置を調節できるようにしたいので、支柱への取り付けはメタルジョイントを使い、接着はしていません。

_ 主鏡部の補強

[耳軸の裏側]

ボルトが貫通している位置が板の縁にごく近いので、補強しました。実際、亀裂が入ってしまったし(^^;


2004年10月31日(日)

_ 今日は光軸調整をやってみました。昨日借りた冊子をよく読んでやろうかと思ったのですが、結局、同じ機構であるNinjaの光軸修正法に従いました。自分のつけたセンターマークの位置が信頼できる限りでは、まあまあいい感じかもしれない。

光軸を出してみたらいよいよ実際に星の光を入れてみたいと思ったのですが、調整が一段落ついたあたりで天気が怪しくなり、降り始めたのであきらめました。

サイトファインダーをどこにつけようかな。