望遠鏡日誌

32センチのドブソニアンを、知識も技術も経験もなく、お気楽・お気軽に製作しました。
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2004年09月25日(土)

_ トップリングが...

微妙に幅が広いんではないかという疑惑が。

横から見ると、なんとなく上の方が末広がりなんですよね。。。

主鏡部と支柱の取り付けも、一度ジョイントを一つ取り替えたせいか、なんとなく支柱の間隔が合っていないようです。無理矢理つっこんでいますが、かなり力が必要です。もともと、たとえば船外機の保管台とか、重量物が載ったり耐久性を要求されるものを作るのに使われているような部材なので、意外にしっかりしていて、ちょっと寸法が合わないと、歪む以前に組み立てができません。全体に寸法に遊びがなさすぎたなというのが反省点です。

_ そろそろ主鏡に

センターマークをつけようかな。どきどき。

斜鏡にもつけよう。

_ トップリングが...(2)

トップリングの正方形の辺の長さをそれぞれ測ってみたら、一辺だけ、他の辺より1センチ長かった(+_+) なんでだ。

_ 主鏡にセンターマークを

つけました。どきどきしながら。

まず、型紙を用意。
[型紙]

型紙は四つ折りにし、折ってできた扇型のカナメの部分をはさみで小さく切り落とす。

そしてそれを主鏡の上に置いて、型紙の中心の穴から、マジックで印を付ける。

印の着いた主鏡。ちょっとマークが小さいか。
[マーキング後の主鏡]
鏡の下の方に映っている白い線は、傷ではなく、部屋の照明のスイッチの紐です。

同じ要領で斜鏡にもマークをつけました。
[マーキング後の斜鏡]

_ 主鏡を載せる

またはずすけど、バックヤードプロダクツのページを参考にしながら、またまた主鏡を載せてみました。この間は何もつけずに「ただ置いてみただけ」だったんですが、今回は、主鏡の置き位置を決め、主鏡受け具もつけてしまいます。

主鏡セルのバックプレートと、主鏡受け具との間の間隔はだいたい5ミリということなので、そのように調整。

主鏡押さえ金具をセルに取り付け、その間にはめ込むように主鏡を載せました。

主鏡セルを支持する木枠の穴は直径370ミリなので、穴の縁と主鏡との間隔が25ミリになるように、主鏡と押さえ金具の位置を調整、これで主鏡中心と鏡筒の中心がだいたい合うはずです。

主鏡を圧迫しないよう、押さえ金具と主鏡との間には微妙に間隔をあけないといけません。バックヤードプロダクツでは間に紙を挟んで固定すると良いようなので、紙を挟んで固定です(写真中、1番の矢印)。

[主鏡押さえ金具]

ところが、押さえ金具の爪の部分を取り付けようとして手が止まりました。この爪の固定用のネジ(写真中、2番の矢印)、長くない?? しっかり締めないと固定できないようなのですが、ネジの先端が内側へ飛び出して主鏡に当たる、いかんやん。

そこで、ワッシャーを2枚、余分につけてみたら、ちょうどいい長さになりました。

[取り付けの終わった主鏡]

_ 支柱を固定

主鏡部からトップリングまで延びる支柱の長さを、ようやく最終決定しました。

主鏡部の板の上面から主鏡が突き出している量をはかったら19ミリでした。主鏡−斜鏡間距離は1120ミリ欲しいので、主鏡部上面−斜鏡中心は、1120+19=1139ミリあればいいことになります。

ここで主鏡の突き出し量は、厳密には主鏡縁の高さです。主鏡は凹面なので、本当は凹面の中心の高さを求めないといけないのでしょう。この分の誤差はトップリング側で調整できるかな。

組み立てた状態の主鏡部上面−斜鏡中心を実測すると、1210ミリありました。ということで、現在は、1210-1139=71ミリ余分に長いことになります。

そこで、支柱をそれぞれ71ミリずつ切りつめました。これで支柱長が確定したので、主鏡部側のジョイントに接着しました。

鏡筒の制作はいよいよ最終段階です。