編集後記


2001年11月27日(火)

お金の話

日本の研究者が、地球外生命探査のために複数の宇宙望遠鏡を打ち上げることを構想しているという話、「たった1000億しかかからないんですね」と書いてしまいましたが、我ながらすげーバブリーな金銭感覚です(苦笑)

でも、こういうお金の話になったとき、真っ先に私の頭に浮かぶのは、イージス護衛艦が一隻いくらとか、あの倒産した会社の負債がいくらとか、新幹線の工事がいくらとか、そういう話なんですよね。そしたら、1000億ぐらいなんだって思ってしまうのです

...やっぱりとんでもない思考の持ち主ですね(大苦笑)

でも地球外生命が見つかったら、人類の宇宙観は思いっきり変わると思うのだけれども。そしてそれは大変な事だと思う。50年後100年後の人類の宇宙観を決めるのに1000億ぐらい安いもんだと思います。

日本一国で出せとは言わない

記事にもあったように、世界各国が協力してやればいいのですよね。

これとはまた別だけれども、天文の分野では、中国と台湾が協力して大きな観測施設を作ろうとしているというような話も聞いています。政治の世界では対立していても、こういうところでは一緒にやれるのです。いい話じゃないですか。

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 [私なんか関西空港何個分かなと思ったりします。そしたら1000億なんて安い安い…]


2002年11月27日(水)

星の本

「星をさがす本」林完次著、角川書店、2300円。ISBN4-04-883788-5。

こういう感じの本って欲しい人多いんじゃないでしょうか。実際に外に持ち出す本じゃないけど、とりあえず「星が好き」という人にはいい感じの本です。

同じ著者の「宙の名前」(角川書店、ISBN:4-04-883601-3)もおすすめ。私はなぜか光琳社版と角川書店版の二冊もっていたりします。

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今石 [外に持ち出す本もいいの書いてる人です。天体観測ハンドブック。一通り星座の解説もありますが月がけっこう詳しく書いてある..]


2003年11月27日(木)

最接近と聞けば

「地球に衝突する心配はないんですか?」という質問がすぐに出てきそうですね。「火星観測週間」の掲示板でも、火星が地球に衝突したりしないのかという質問が出ていたみたいです。天体の接近という現象が、ある日突然ふらふらっと寄ってくるイメージがあるんでしょうか。

実際には、地球も火星も、そして「ふくはら」も、決まり切った軌道をぐるぐると巡っています。その軌道の間は一番近いところで数千万キロも開いています。「最接近」というのは、どちらかといえば「すれ違う」、正確には、「地球が追い越す」、ということなんですよね。

もちろん、天文学的に厳密に言えば、どの天体の軌道も、他の天体の引力を受けて少しずつ変化しています。中には他の天体の引力の影響で、大きく軌道が変化してしまうものもないとは言えません。非常に長い時間の中では、「カオス」なんてのも考慮に入れないといけないそうです。ですが、いま「最接近」と聞いて「衝突しないのか」と思ったなら、「最接近とは追い越すこと」と考えてもらえばいいでしょうね*1

*1 天体によっては、逆に地球が追い越される場合もあるので念のため。

闘う君の唄を....

「のぞみ」への激励メッセージ、まだ書いてないのです。なかなかよい言葉が思いつかない。


2004年11月27日(土)

サイバーサイエンスが店舗営業を休止、ネット販売主体に

閉店ではないですが、残念です。はやく店舗も再開されるといいな。といいながら、滅多に行ってないので悪いのですが。

時空をゆがめてしまってごめん。

もう一ヶ月も前なんだけど、よしい様のこちらの話私のこの話と、それについての反応のことです。通常の物理法則では早朝の東京と夕方の関西で同じ雷がなるわけがないのだけど、私が「今朝は東京でも雷だったようだ」という一文をすっとばしたので時空が歪んでしまったみたいです。すみませぬ。いまさらですが、歪みを直しておきます。


2005年11月27日(日)

西はりまへ

行きました。ついにやっとようやく、なゆたで星を見ることができました。

見たのは火星。びっくりするほどではなかったけれども、解像度はやっぱり抜群かもしれない。実はさかいさんの55センチでもあれくらい見えるかも知れませんが(^^) これで惑星状星雲などを見せてもらえるともっとよかったのですが。M57を見せて欲しかった。ベガなんかでなく。

なゆたの一般観望会に参加した後は自分たちの観望ですが、雲が多く、早々に引き上げました。そうしたら、鴨鍋と共につぎこんだ液体燃料のせいで眠くてたまらず、ついにダウン。

実は、その後しばらくしてから少し晴れた、とのことで、最後まで頑張っていた人たちはもう少し観望できたようです。残念。


2009年11月27日(金)

国際宇宙ステーションとアトランティスの上空通過

午後5時52分撮影。クリックで拡大(拡大しないと見えません)。右の丸いものは月。その左下に小さく写っている光点が国際宇宙ステーション(ISS)、ずっと左上に離れたところに写っている、ほとんど液晶のドット抜けみたいに見える光点がスペースシャトル・アトランティスです。携帯のカメラで写りました。

早めに会社を出て、開けたところで探していると、北西のほうから明るい光点(ISS)がゆっくり現れました。少し遅れて、同じコースをもうひとつの光点(アトランティス)が進みます。両者の離角は20度から30度。木星よりもずっと明るい。心持ちISSのほうが明るいようですが、アトランティスも接近すると増光しました。太陽光の反射の具合によるのでしょう。

ほぼ天頂をとおって東の空に移り、月のそばをかすめて去っていきました。

来年にはシャトルが退役するので、こういう光景が好条件で見られる機会は、もうあまりないかもしれません。


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