編集後記


2007年06月10日(日) [長年日記]

ピック病(2)

ちえ様。お父様のことはご心配でしょう。すでに検索でご覧になったかと思いますが、私の父の病状は先日の日記のとおりです。すべてがちえ様のお父様に当てはまるかどうかわかりませんので参考程度にとっていただければと思います。

また、早い段階で専門医の診察を受けられるようおすすめします。先の日記にも書きましたが、父の場合、MRIでの診察で脳の異常が判明しました。今ならもう少しスマートな診断方法があるかもしれません。 残念ながら父の話はもう10年以上も前のことであり、「この先生がいい」とうようなお勧めをすることはできません。ただ、父は工場勤めでしたので、工場の産業医に最初に相談をしました。そのような「かかりつけ医」がいれば、その医者に相談されるのが第一歩だと思います。

板垣公一さん講演会(西はりま天文台)

まず、聴衆に、そうそうたるメンバーが並んでいました。いやすごかった。

とても面白いお話でした。子供のとき、顕微鏡を買うか望遠鏡のレンズを買うか悩み、それこそ「どちらにしようかな」で選んだのが望遠鏡のレンズで、それが天文に入るきっかけだった。池谷さんの彗星発見に刺激されて新天体捜索を始めた。初めての発見報告は、遠慮して後から取り下げを申し出て中野さんに怒られた。(ここまでの話、ややうろ覚えです)

「新天体発見は学問ではない。しかし発見した天体のいくつかが研究の役に立てばうれしい」「発見は運ではない。より数多く観測することが大事」という言葉が印象的でした。

ところで、2004年に板垣さんが発見しながら正体不明のまま暗くなってしまった天体とほぼ同じ位置に出現し、またまた板垣さんによって発見されたことで知られる超新星2006jcについて、まもなく論文が発表されるそうです。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
ちえ (2007年06月12日(火) 00:12)

早々のコメントありがとうございました。そうですね、専門医にちゃんと診ていただくのが良いですよね。ピック病とは、とても不思議な病ですね。まだ、今は簡単な会話が成り立つのですが、<br>そのうちに寝たきりになり話も出来ないようになると言われました。なんとも悲しいことです。こんなことを聞いては失礼ですが、お父様は発症後何年生きることができましたか?<br>家族皆で、残された時間、父が穏かに過ごせるように、できるだけのことをしてあげようと話ています。


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