私も同じようなことに取り組んでいたことがありました(2003年10月5日の編集後記より)。スペックもかなり似ています(同 10月10日)。私の場合はCD起動ではなくHDDにインストールするのでしたが、X端末にするアイデアまでそっくり(同 10月13日)。私の場合、X端末案は周囲にキワモノのように思われてしまい、没になりました(同 10月14日)が、さほど間違ってなかったね。
しかし、こちらでの場合、結局Linuxは見合わせ、まだサポートの切れていなかったWindows98をインストールすることで落着してしまいました。試作を使ってもらった学校の先生から「重い」と不満を言われ(スペックがスペックだからある程度仕方がない)、また学校ではIPアドレスは固定で設定は各校でやってもらわなければならない、するとWindowsと設定方法が違うというだけで拒否されそうとか、さらにいくらネット利用限定を強調して導入しても「なんで一太郎がないんだ」「Excelがインストールできない」などと、そういう要求が出てくるのは明らかだったので。また経緯は忘れましたが、Windows98を学校向けに大量インストールするライセンスが下り、無理にLinuxにする必要がなくなったのでした。Lnuxによる再生は、当時より今の方が、より現実味を帯びたアイデアかもしれません。
松戸市は定着してくれるよう期待しています。最大の障害は多分学校の先生でしょう。健闘を祈ります。
アルファシステムズのプレスリリース(PDF)と導入事例を読みました。なお、同社は以前からKNOPPIXの教育利用に取り組まれています。
今回再生したノートPC、写真で見る限り、私が取り組んでいたのとほぼ同じようなPCです。私のころはanthyはまだなかったし、FirefoxはMozilla Firebirdと呼ばれていましたが。しかしウインドウマネージャがfluxboxというのまで同じ。
ただ私のときは、記録をよく読みなおすと、メモリ16MBでした。また、X端末にしなかった最大の理由は、シンクライアントという発想が会社で理解されなかった以上に、サーバの設置に教育委員会が難色を示したからでした。
学校の先生は本当に忙しいので、新しいことをやる場合、それに見合った時間をつくることもコミでしないとですね。文句いいが多いというか、それぞれ自営業のオヤジみたいな存在ですから、それはサラリーマン感覚と違うだけですな。<br><br>それにしても、サポート切れOS使ってらといわれてもねえ。MSがかってにサポート期間短くしているだけなのだが。5年のスパンで買い換えないと商品寿命がなくなるパソコンが異常な世界でありますな。
Windows9xのサポートが切れた、というところが新たなチャンスではないかと思いますよ。中古パソコンのスペックも上がってきていますので、Linux+Sylpheed (Thunderbird)+Firefox+OpenOffice.orgという組み合わせでけっこう仕事が行けるようになってきているはずです。こういう形でオープンソースの運動が広まって来るのは本当に楽しみなことです。
へぇぇ。この町でそんな取り組みが行われていたとは知りませんでした。KINOPIXは悪い選択ではないですね。