編集後記


2001年10月25日(木) SpaceRef.co.jp

はあ、いいサイトだったのに。。。

"Best view with IE5.0 and higher"だそうな。

それがどうした。こちとら"Best view with any Browser"だ。

Java必須だそうな

どんなすごい芸を見せてくれるのか、一度試してくれよう。

なんでムキってるかというと

Mozillaで記事の本文が見えなくなってしまったからなのですが(以前は見えた)、MozillaにもJavaを組み込んでいるので、見えないのはやや不可解。というか、記事のリンクが選択できない。ブラウザのタイプをチェックしているのだろうか。

で、IE6で見てみた

こんどはリンクが選択できる。別にウインドウが開いてJavaアプレットが開いて記事の本文が見られる。ということで、おおもとのページはやはりブラウザをチェックしているげな漢。

だが、そんな問題ではなく

見たんだけど見たんだけど見たんだけど

なんでJavaなの?以前と変わりなく本文がテキストで出てくるだけじゃん。動くわけでなし何か押せるわけでなし。唯一[閉じる]ボタンがあるが、これはウインドウを閉じるための単なるJavaScript。

一つ考えられるのが、前は記事を選択する都度ウインドウがどんどん新規に開いていったのが、今は一つのウインドウの表示が切り替わるようになった。でもこんなの、HTMLだけでできるじゃん。
こんな無意味なJavaアプレットはじめてみた。

はあ、いいサイトだったのにな。

少し冷静になろう

認識にかなり間違いがありました。Mozillaでも本文へのリンクを選択できました。実は当日の記事だけが読めるしくみらしい(汗)。前日までのはPDFで用意されているようです。

でも、例のJavaアプレットを動かしてみたら。。。。豆腐の羅列や。だめだよやっぱり。

そうそう、私の環境はKondara MNU/Linuxなのです。Linuxだからいかんのか?

で、Javaアプレットなのは本当に文章だけで

画像のあるページもあるけど、画像はHTMLで貼ってある。やっぱりなぜJavaなのか。。。。

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荒川@Club-HUAA [IEでもJava/Javascriptをオフにしている人は多いと思うんですが... Javaをオフにしてると本文が全..]

(ふ) [IEだからこそJava/JavaScriptをoffにするという人も(笑)]


2002年10月25日(金)

デジカメで天体写真

私ってば機材関係は極めて疎いのですが、デジカメで天体写真といえば最近はFinePix S2 Proが話題のようです。雑誌にも出たし。撮影している人も、こことかこことか。ここには使用レポートなど。ここの人は撮影しているときにいっしょだった。

いい値段しますね。以前の(今も?)冷却CCDカメラ並みだ。

キム・ヘギョンさんTVインタビュー

なるものを見てたのだけど、途中にスタジオのコメントを細切れに入れたりせず、通しで放送して欲しかったな。

「インプレッション」

天文関係のWebなど見ていると時々「インプレッション」という言葉が使われているのに出会います。"impression"は「印象、感銘、感想」というような意味のようです。使われている例は機材の「インプレッション」とか「撮影インプレッション」とか。まあ、「使ってみた印象」「撮影してみた印象」ということで、はずしてはいないと思うんだけど、変にカタカナ語を使わず、素直に「使用感」などと表現した方がよさげに思います。別に天文の世界独特の言葉というわけではありませんし、私がむやみなカタカナ語をあまり好まないというだけのことですが。


2003年10月25日(土)

すばる望遠鏡Webサイトのリンク規定

古い話題ですが、おまぬけ活動日記9月18日の注釈より。

このリンク規定は、Webサイトが開設された当初から存在していたと思います。「新着情報」で、すばる望遠鏡Webサイトへのリンクが、話題によらず必ずトップページに張っているのはそのためです。


2005年10月25日(火)

MapionBB

Google Mapsっぽくなりました(^^) 私はゼンリンよりマピオンの地図の方が好きなので、うれしい。あとはMapionAPIでも公開してくれれば。。。(^^)


2006年10月25日(水) 奈良へ

興福寺の特別公開と正倉院展

行ってみることにしました。
自分が本当に行きたいところへは、私は一人で行きます。同行者に気兼ねしなくていいからです。特に私の場合、歩くし、行きあたりばったりだし、進んでは引返し、同じところをぐるぐるまわり、同行した人はきっと呆れ返るでしょう。逆に言えば、私の行きたいところへ行き当たりばったりについて回ってくれる人なら同行してくれると楽しいかもしれません。行きたそうなところを薦めてくれるならなおいい。
奈良市内は大学時代の4年間をすごしたところです。奈良公園まで楽に歩いて行ける場所に住んでいました。それから20年ほど。まったく訪れたことがないわけでもありませんが、ゆっくり歩いたことはありません。公園内はともかく、街はだいぶ変わったんでしょうね。
JRで奈良入りし、三条通→興福寺→国立博物館→東大寺→奈良町→元興寺、メジャーどころばかりですが、一日がかり。
*1

*1 こういう風に地図にリンクしているのを見て「こんなやり方は云々で今はGoogle Mapsというのがあって云々」と周囲に得意げに解説して回るWeb2.0かぶれもいるのでしょうが、私はあまりGoogle Mapsの地図が好きではないのです。MapionはAPI公開してましたっけ。

JR奈良駅

奈良駅旧駅舎
奈良駅旧駅舎(使っていません)
高架工事中で仮駅で営業しています。奈良駅と言えば、あの、和洋折衷の寺院のような奇妙な建物がシンボルでしたが、少し脇に移築して現在も残っています。

三条通

三条通
カラフルな舗装と車を低速にさせるジグザクの車道は、ちょうど私が住んでいた頃にできたものです。
あの頃あった建物もあれば、ずいぶん変わってしまったところもあります。NTTはドコモショップが大きな看板を上げているし、ビブレなんかできているし、よく通った3軒の本屋は、2軒まで無くなっていました。
同じくよく通ったうどん屋があって、調べたらまだ存在しているようなので、そこで昼食にしようと思ったら、店はあったけれども、休みでした。しかし、こんなに小さくて貧相な店だったっけ。

中谷堂

中谷堂
ええと、時々テレビに出てくる、有名なお餅屋です。店頭で猛烈な早さで餅を撞くパフォーマンスが名物になっています。
驚いたのが、この店、私がバイトしていた(そして、自分は客商売は向かないと改めて思った)おもちゃ屋のあった場所に建っていたのでした。

そして興福寺

五重塔
とりあえず五重塔です。猿沢池を前景に撮るのが定番の構図です。
猿沢池のスッポン
そして猿沢池といえばスッポン。変わってませんね。
境内に入り、興福寺特別公開の入場券を購入。公開は阿修羅像のある国宝館、仮金堂、北円堂、三重塔の4箇所で、4箇所ともまわれる共通券が1300円です。

三重塔

三重塔
この三重塔は、はじめて存在を知りました。なんとこれまで全然気がつかなかった。興福寺の西の端、南円堂のさらに西にあります。中にはとても小さな弁才天の坐像がおかれています。もともと壁天井柱ことごとくに彩色が施されていたそうで、一部は復元されています。

北円堂

弥勒如来が安置されています。菩薩ではありません。つまり修行を終えて如来となった弥勒です。ということは今から56億7千万年後の姿です。果たして地球は存在しているのか。

その周囲に四天王がいるのですが、みな邪鬼を踏んづけています。彫っている最中に邪鬼が逃げ出して災いをもたらすという話が夢枕獏の「陰陽師」にありましたっけ。

中金堂(再建中)

再建中の中金堂の基礎
再建中の中金堂の基礎。かなり大きい。
興福寺の一番中心になる建物ですが、江戸時代に消失し、仮堂のままになっていました。その仮堂も老朽化したので、現在はその北に仮金堂を建てています。そして、中金堂は、現在、再建工事中です。

仮金堂

いうまでもなく興福寺はお寺です。ですから仏像に手を合わせる人も多くおられます。私も荷物を置いて手を合わせました。で、「なむあみだ。。。」おっと、違う(^^;

やっと会えた

国宝館へ。阿修羅像をやっと拝観しました。あの当時、なぜか、今回のような特別公開の時でないと見ることができないと勝手に思い込んでいたのでした*1
これ、仏像でしょうか。他の八部衆の像と比べて全然表情が違います。他の仏像と比べても違う。 よく言われるところの、少年か少女のような姿、哀しみとも決意とも取れる表情、優れた作家なら確かにこの像を見て小説を一つ書いてしまうでしょう。作者は阿修羅に何を感じて、このような像につくったのでしょうか。
添えられた説明書きでは

「生命(asu)を与える(ra)者」とされたり、また「非(a)天(sura)」にも解釈され、まったく性格の異なる神になる」。。。謎が多い。。。

ううむ。。。。

*1 もしかしたら当時はそうだったのかもしれません。でも記憶がさだかでない。

正倉院展

国立博物館へ。入場券は大人1000円。同じ券で常設展示も見られるそうですが割愛しました。

よく知られる琵琶とか碁盤などは出展されていませんでした。聖武天皇ゆかりの品、衣類や馬具、仏具、それに文書や経典の展示が多かったような印象です。正倉院にはこういう文書も多く保管されているのですね。

テレビなどで報じられた「国家珍宝帳」は、聖武天皇の四十九日に光明皇后が天皇の遺品を東大寺に献納した*1、その目録です。これが長い。何メートルあったかな。途中まで目で追っていましたがあきらめました。文書は、読めないとちょっと面白くないです。

*1 これが正倉院宝物の始まりとされます。

東大寺大仏殿

東大寺
拝観料500円。修学旅行生でいっぱいでした。大仏はやっぱりでかい。
他のところ(興福寺や後で出てくる元興寺など)は、堂内撮影禁止(さらにスケッチ禁止)が普通なのに、大仏殿ではみんな写真取りまくりです。
大仏 二月堂

奈良町

奈良町の通り 奈良町の通り
奈良町は、それと意識して歩かなければ、ただの街です。つまりそれくらい、結局はごく普通の街になりつつあります。現在の街並の中に古い建物が混在している程度なら、そういう街は日本のあちこちにありそうです。
でもそれはそうでしょう。奈良町はテーマパークではありません。人が生活している現役の街です。それでも、他の古い無名の街と違うところは、奈良町は奈良町らしくあろうとしているところでしょうか。20年ぶりに歩いてみて、そんなふうに思いました。

格子の家

格子の家
奈良町の町屋を再現した建物です。入場無料。「再現」というのは、もともとあった家ではなく、伝統的な町屋の姿に改めて建てた建物のようです。
京都の町屋と同様、間口が狭く奥行きが長い建物です。通りに面した側から「ミセ」「中の間」「奥の間」中庭をはさんで「離れ」と部屋が並んでいます。

砂糖屋

砂糖屋
格子の家の通りを少し北に上がったところにありました。「つくった」のではなく現役の店のようです。

身代わり猿

身代わり猿

元興寺

元興寺
えっと、拝観料500円だったっけ。
日本で初めて建てられた本格的な寺院で、もともとは飛鳥にありました。
屋根瓦
また、この寺の建設で初めて日本で瓦が焼かれたのですが、その瓦が、現在の元興寺の屋根にも一部使われているそうです。写真では明らかに他と色が違う部分がそうです。
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TrackBack [http://news.local-group.jp/editor/20061027.html#p02 この街の空に..]


2007年10月25日(木)

17P/ホームズ彗星

悪天候の予報だったのであきらめていたのですが、23時過ぎ、外を覗いていみたら晴れていました。さっそく自宅から確認しました。

双眼鏡を使いましたが、満月のそばにもかかわらず、肉眼でも確認できました。ただし、かなり明るい恒星状です。朝、「新星みたい」という印象をネットで聞いたのですが、確かにそんな感じです。

光度の見積もりは最近全然やってないのであいまいですが、ペルセウス座α星よりはやや暗く、δ星よりは明るい、ということは2.5等くらいですか。色はやや黄色っぽい感じです。

これで尾が延びてくれれば完璧ですが、バーストなので、長くは続かないでしょうね。しかもこれほどの大規模なバーストなので、あるいはこのまま消滅したりして。


2008年10月25日(土)

ほしともキッズ

午後から明石市立天文科学館へ。今日は、ほしともキッズ*1勉強会の本番です。

今回のテーマタイトルは「あっ! ながれぼし! 〜流れ星のひみつ〜」

私は、炎色反応実験を担当するスタッフというかサポーターというかに加わっていました。

一週間前の事前実験とは、この炎色反応の実験だったのです。

まず室内で、今回のメイン担当であるOさんが進行していきます。「流れ星を見たことがあるか」という質問に、ほぼ全員が手を挙げました。

そして、ビデオと写真をみて、気がついたことをメモします。いろいろ出てきた最後に、流星に色がある、という話になって、炎色反応実験という流れへ。

実験は室内ではできないので、外へ。用意された試料を次々に燃やして色を観察してもらいます。色を見分けるのは意外に難しいのですが、最終的には、おおよそ正しく見分けられたようです。

流れ星の発色と炎色反応とでは反応の仕方が違うと思いますが、ともかく、色(正確にはスペクトルでしょうが)を観察すれば物質を特定できるということのヒントになればそれでいいでしょう。

終わりに、再び部屋の中でまとめ。最後に、流星を観察する時の注意(冬はできるだけ厚着をするとか、まず何より安全なところで見る、とか)をして、解散となりました。

本当なら実際に流星を観察に行けばいいんでしょうけれども、それは来月の野外天体観測会で、ということで。

*1 明石市立天文科学館星の友の会のジュニア部門・・・もう説明の必要はないか。

天体観望会

夜は、天体観望会です。

実は今夜は西明石天文同好会の月例観望会でもあったので迷ったのですが、勉強会を終えて一度自宅に戻って準備して出直す事と、明日の予定(明日はまたまた倉敷へ)を考えて、天文科学館の方に行くことにしました。人に見せることが主になりつつある、いやなってしまっている今日この頃・・・

天王星・海王星というテーマでしたが、あいにくの曇り空。結局回復せず。

事前説明のプラネタリウムで、「海王星を最初に望遠鏡で見たのは誰か」というクイズが出されました。ドイツの天文学者ガレが海王星の発見者*1ということは知られていますが、実はガリレオ・ガリレイの観測の記録にも海王星が記録されている、という話。実はそれなりに知られている話です。しかも移動まで確認しているとのこと。これはちょっと驚きました。「星界の報告」を読み返さなきゃ。でもどこへいってしまったかな。

2か月連続曇天でした。来月こそは・・・

*1 アダムスとル・ベリエが木星、新惑星の位置を予言、1846年、ガレが、予言された場所に惑星を発見。


2014年10月25日(土)

太陽塔望遠鏡

国立天文台三鷹キャンパスの特別公開「三鷹・星と宇宙の日」に行ってきました。そこで、普段は外観の見学しかできない太陽塔望遠鏡の中に入ることができました*1

もっとも、常時公開されている施設さえ、関西の人間はそうおいそれとはいけないものですが。

外観。建物全体が植物に覆われています。

入ろうとするといきなり脅されます。

建物全体が一つの巨大な望遠鏡です。

いきなり反射望遠鏡の鏡筒に入ったような光景。

「入ったような」どころではなく、実際に建物の塔部分は、48cm F45.8(!)カセグレン式反射望遠鏡の鏡筒そのものなわけで。これが主鏡。

こっちが副鏡。

で、ここに導かれて隣の部屋へ。

隣室は分光室となっていて、ここで分光して測定します。

幸運にもスペクトルを見ることができました。実は見学した時は太陽追尾ができない状態だったそうで、ちょうどこの時間しか太陽光を導けなかったとか。

次に塔を上って行きます。カセグレン望遠鏡の主鏡セルからトップリングへ向かう感じ。

また脅されます。

もっと登って行くと・・・・

もっと脅されます。

確かに手すりが低いので。

覗き込んでみました。

高所恐怖症な人にはお勧めできません。

てっぺんのドームにたどり着くと、そこには大きな2枚鏡、シーロスタットがありました。

60センチシーロスタット。下側の鏡で最初に太陽光を受け、上側の鏡で階下のカセグレン主鏡に導きます。下側の鏡で太陽を追尾し、上側の鏡は固定です。

この太陽塔望遠鏡、アインシュタインの一般相対性理論が予言する、太陽の光が太陽の引力によってわずかにスペクトルがずれる「重力赤方偏移」という現象を検証するのが目的でした。ドイツにある同じ目的の観測施設「アインシュタイン塔」から、国立天文台の施設も「アインシュタイン塔」と呼ばれます。

重力赤方偏移の検出は残念ながらできませんでした。精度が足りなかったのではなく、太陽表面の複雑なガスの対流で引き起こされる波長のずれ(対流青方偏移)が邪魔をしたのでした。

本来の目的は達成できませんでしたが、その他の太陽の観測で成果を挙げ、1968年に観測終了、1998年7月に国の登録有形文化財に指定されています。

*1 2010年からは案内付きで内部見学ができるようです。


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