某会の例会*1。いつも話題豊富な代表が欠席だったので、予想通り人が少なかった。いや、あそこにしては少なすぎた。
今月は明るい彗星もあったしペルセ群もあったし、だからそのあたり観測してた人が来てくれるとおもしろかったけど軒並み欠席。いやSWAN彗星は私も見ているのだけど。
ということで、いつもの「天文ニュース」の後は雑談になって、私は宇宙開発関係の最近の話題を語ってしまった。といっても「新着情報」の内容を一歩も出てないのだけど(^^)
*1 どの某会かわからんな、いくつもあるから。
16時55分現在、
すばる望遠鏡Webサイト http://SubaruTelescope.org/。connection refusedになる。http://www.SubaruTelescope.org/だとつながる。
日本プラネタリウム協会 http://www.planetarium.jp/。DNS引けない。
大昔作った天文計算プログラムのソースを眺めてみた。私が過去に公開したほぼ唯一のソフトウェア。ドキュメントの日付は1992年、古いねぇ。
何で今更眺める気になったかというと、月と太陽の出没時刻程度のものが計算できるようなCGIでも作ってみようかとおもったから。ま、もっといいのがあちこちにありますけど。たとえばこんなのとか。まあとにかく、作りたいから作ってみようと(笑)
で、そういえば太陽と月の略算式をプログラムにしたのがあったっけな、と思った。
ソースはCで、公開したのは完成品のプログラムじゃなく「天文計算ライブラリ」なので、簡単ながら関数の使い方説明もちゃんと残っている。じつは公開したやつには略算式は入れていなかった、という事を、探しはじめてから思い出したのだけれど、同じ頃にちゃんと作っていて、一緒に残っていた。
略算式のプログラム化は、単に資料に載っている式をそのまま使うのでプログラム的には簡単。ただし計算項が多いのでほとんど力業になる。たとえば月の計算項はこんなかんじ。この略算式は式自体は全惑星で共通なので、計算項を天体毎に.hに分けて、プログラムで必要な分だけインクルードするように考えたようだ*1。今見たら、太陽、月、金星、火星、木星、土星の分がある。よくこんなの作ったと思う。今のわたし的には精密暦から補間計算で求める方が好きなんだけど。。。
しかし。。。いま使えるのかな(笑)
*1 人ごとみたいだけど、なんせ10年も昔に書いたものですから。。。
台風16号は「猛烈な」などと表現されています。この「猛烈な」とは、最大風速が54メートル/秒以上であることを示しているのだそうです。
また、大きさを表す「大型の」「超大型の」は、風速15メートル/秒以上の地域の半径で決まるとのこと。そもそも台風の定義も、熱帯低気圧のうち、最大風速が17メートル/秒のものということで、台風は、風だけで決まってるんですね。
さらに、この頃「大きい」台風が目立つなあと思ったら、「小さい」「弱い」という表現は誤解されやすいので廃止されているのだとか。
以上、辞典・用語 お天気用語集の受け売りでした。
東日本は台風で大変なことになっていますが、こちらは台風が来襲中であることを忘れていたくらい静かな天気でした。帰り道に駅から眺めると晴れ間がひろがっていたくらい。
自宅の最寄駅を降りると、西の空が澄みきって、金星と木星がまぶしく輝いていました。惑星同士の接近は見ていて気持ちがいいです。
今日のNHKの20時からの世界遺産の番組はトレドでした。
何かというと、10月3日の金環食帯にトレドも入っているのです。阪急旅行のツアーのページ参照。
晴天に恵まれそうな場所のようなので、たくさんの人が行かれるのでしょう。くれぐれも減光対策はお忘れなく。皆既食と違って金環食は食が最大の時でも遮光が必要だそうです。
科学というものは、固定概念や既成概念にしがみつくものではなく、新たな実証や発見によって状況の変化があれば、すぐに議論を戦わせて、認識を刷新していこうとするものです。
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行ってきました。
前夜深夜に尼崎を車で出発。夜明けには下諏訪駅到着。
下諏訪駅
まず温泉で
朝ごはんは小淵沢駅の駅そば。
一路、野辺山へ。手前で鉄道最高地点に立ち寄り。
二十数年前はホームっぽい台の上に記念碑があったように思うのですが。
八ヶ岳
開場前に野辺山観測所に到着。もう行列ができています。
開場、まっしぐらに45メートル鏡に向かいます。
その目的は、これ。アンテナの端っこをおさわり出来るのです。触ってきマイた。
副鏡部
ここで45m鏡を。今はPCで制御するので、部屋はがらんとした感じです。
強風の時などに望遠鏡を固定する装置。こんなに巨大な望遠鏡ですが、台風なんかだと回ってしまうようです。
日本で最初の電波望遠鏡。
おまけ:宇宙で見つかった分子の一つ。
サイエンスカフェはりまのサイエンスツアー、「スーパーカミオカンデと恐竜博物館を訪ねて」に、誘われて参加してきました。
25日~26日1泊2日の日程。1日目は福井県の福井県立恐竜博物館を見学し、富山市内に宿泊、2日目はスーパーカミオカンデのある神岡宇宙素粒子研究施設を見学します。
朝から激しい雨。やむなくタクシーで駅まで。もっとも、降ったのはこちらにいる午前中だけで、北陸に入ると雨はやみ、晴れ間が広がりました。以後、バス移動中に通り雨に降られるなどありましたが、全体によい天気に恵まれました。おかげで傘が邪魔でした(^^;
福井県勝山市は日本有数の恐竜化石の産地で、市域全体が恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークとして認定されています。
そこに位置する福井県立恐竜博物館は40体以上もの全身骨格をはじめとする千数百点の標本を誇る日本最大級の恐竜博物館です。夏休みということもあって多数のお客さんが訪れていました。広い駐車場も一杯。
まずは特別展「発掘!発見!1億年の時を越えて ~福井県恐竜化石発掘25年記念~」へ。タイ、中国での共同発掘調査、さらに勝山市北谷での発掘調査の成果を展示しています。
中国で発掘された恐竜の全身復元模型
同じく中国で、鳥類の足跡化石(実物)。でもよくわからない。
卵の化石(実物)。これはわかる。
一番奥には、勝山市北谷での発掘成果。これはフクイサウルス・テトリエンシスの復元模型。
ドロマエロサウルス類。日本で70%以上の骨格が見つかった、日本で最も保存状態の良い恐竜(展示説明より)
こちらがドロマエロサウルスの復元模型
実物展示が多く、種類も多くて見ごたえがあります。真剣に見ていったら特別展示だけで時間を使ってしまいます。
特別展示室を出て常設展示室へ。エスカレーターで一気に下へ降り、展示室に入るのですが、でかい。
おびただしい数の全身骨格復元模型が展示されています。ちょっとくらくらします。
その中で、ひときわ大きな恐竜が。カマラサウルス。なんと9割以上の骨が実物。人と比べると大きさがわかります。
圧巻の模型が並んでいる部屋を抜け、出口に近いところに、福井県で発見された恐竜の実物標本が並んでいました。
フクイサウルス・テトリエンシスの全身骨格化石
フクイティタン・ニッポネンシス。日本で最初に学名がつけられた竜脚類
ところで、博物館に向かう途中のバスの中でゲストスピーカーによる恐竜のお話があったのですが、例えばプレシオサウルスのような首長竜、イクチオサウルスなどの魚竜、プテラノドンなどの翼竜は恐竜ではない、とのことです。最近分類が変わったのではなく、一般向けの書籍などのメディアが長年にわたり間違って伝えてきたとのことです。
そのようなことは多分天文学などでもあるのだろうなぁ。
★ ネットマーブル [冥王星が惑星からはずされた理由のところを見たんだけど、読めない漢字がありすぎだよ。もう少しやさしい漢字にしてくれよ・..]