サイエンスカフェはりまのサイエンスツアー、「スーパーカミオカンデと恐竜博物館を訪ねて」に、誘われて参加してきました。
25日~26日1泊2日の日程。1日目は福井県の福井県立恐竜博物館を見学し、富山市内に宿泊、2日目はスーパーカミオカンデのある神岡宇宙素粒子研究施設を見学します。
朝から激しい雨。やむなくタクシーで駅まで。もっとも、降ったのはこちらにいる午前中だけで、北陸に入ると雨はやみ、晴れ間が広がりました。以後、バス移動中に通り雨に降られるなどありましたが、全体によい天気に恵まれました。おかげで傘が邪魔でした(^^;
福井県勝山市は日本有数の恐竜化石の産地で、市域全体が恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークとして認定されています。
そこに位置する福井県立恐竜博物館は40体以上もの全身骨格をはじめとする千数百点の標本を誇る日本最大級の恐竜博物館です。夏休みということもあって多数のお客さんが訪れていました。広い駐車場も一杯。
まずは特別展「発掘!発見!1億年の時を越えて ~福井県恐竜化石発掘25年記念~」へ。タイ、中国での共同発掘調査、さらに勝山市北谷での発掘調査の成果を展示しています。
中国で発掘された恐竜の全身復元模型
同じく中国で、鳥類の足跡化石(実物)。でもよくわからない。
卵の化石(実物)。これはわかる。
一番奥には、勝山市北谷での発掘成果。これはフクイサウルス・テトリエンシスの復元模型。
ドロマエロサウルス類。日本で70%以上の骨格が見つかった、日本で最も保存状態の良い恐竜(展示説明より)
こちらがドロマエロサウルスの復元模型
実物展示が多く、種類も多くて見ごたえがあります。真剣に見ていったら特別展示だけで時間を使ってしまいます。
特別展示室を出て常設展示室へ。エスカレーターで一気に下へ降り、展示室に入るのですが、でかい。
おびただしい数の全身骨格復元模型が展示されています。ちょっとくらくらします。
その中で、ひときわ大きな恐竜が。カマラサウルス。なんと9割以上の骨が実物。人と比べると大きさがわかります。
圧巻の模型が並んでいる部屋を抜け、出口に近いところに、福井県で発見された恐竜の実物標本が並んでいました。
フクイサウルス・テトリエンシスの全身骨格化石
フクイティタン・ニッポネンシス。日本で最初に学名がつけられた竜脚類
ところで、博物館に向かう途中のバスの中でゲストスピーカーによる恐竜のお話があったのですが、例えばプレシオサウルスのような首長竜、イクチオサウルスなどの魚竜、プテラノドンなどの翼竜は恐竜ではない、とのことです。最近分類が変わったのではなく、一般向けの書籍などのメディアが長年にわたり間違って伝えてきたとのことです。
そのようなことは多分天文学などでもあるのだろうなぁ。