宇宙科学研究所が開発中の金星探査機はソーラーセイルを採用します。
ソーラーセイルは太陽の光を帆に受けて、その圧力で推進しようというなかなかロマンチックな推進システムですが、そこで当然出てくる素朴な疑問が、「太陽の方に向かって進めるのか」というものでした。
実は私もそういう疑問を持ってました。特に金星は地球から見れば太陽の方角。いわば「向かい風」になるのではないかと。もちろん本物の帆船も風上に向かって進めますが、同じ原理がソーラーセイルにも当てはまるのだろうか、などと。
ところがその疑問は「Newton」9月号を見てあっさり解消してしまった。とても簡単なことでした。まだまだわかってないなぁと一人で苦笑しました。
ていうか、より内側を回っている惑星の方にどうやって向かうのか、ですけど、
1.地球を出発した探査機は太陽を巡る軌道にのっています。
2.乱暴に言えば、この軌道上で進行方向にむけて加速すると太陽から遠ざかります。逆方向に加速(つまり"減速")すると太陽に近づきます。
3.ソーラーセイルは太陽に対して帆を45度の角度にたもちます。そうすることで、軌道上で加速したり減速したりできます、軌道上で加速または減速する向きに、太陽に対して帆を傾けて張ります。加速すれば外惑星へ向かうことができ、減速すれば、自分より内側にある惑星へ向かうことが出来ます。
とまあ、こういうわけ。
そういえばついこの間の新聞の四コマまんがで、OLが、同僚の男性2人が2人とも甲子園に出たと聞いてよろこぶ話がありました。つづいてOLが上司に「どんなスポーツやってたんですか」と水をむけると、上司はしどろもどろで「バ、バドミントン。。。」。しかしあっさり無視され、OLと甲子園上がりの同僚2人は「社内に野球部を作ろう」と盛りあがる。。。
作者の意図がどこにあったかはわからんけど、バドミントンをナメてはいけない。立派なオリンピック種目なのである。
たとえば「バドミントン」というキーワードでGoogleで検索するとこんなかんじ。
というものを見つけたので覚え書き。
IEで見つけたんだけど、ここに書き込むのにわざわざMozillaを立ち上げた。タブの便利さを改めて痛感。
「過去6万年で最大の接近」ということで、どれくらいの大きさに見えるのか、ということなのですが、実際に望遠鏡で火星を覗いたことがない人は、いま一つ実感わかないかもしれませんね。
「火星観測週間」の掲示板で発見したのですが、ここなどはとてもわかりやすいかも知れません。大接近といってもこんなに小さいのです。
本当に科学的な「惑星の定義」は、冥王星1つではなく、一群の巨大EKBOの処遇をまとめて決めるものでなければいけないのです。
その軌道の近くでは他の天体を掃き散らしてしまいそれだけが際だって目立つようになった天体という項目が追加されました。
ということで、達成してしまいました(^^)V
もうこんな時間か。。。(24時43分)
前から薄々感じていた疑問を。
なんで「惑星」とは異なるカテゴリに分類したら「降格」なんでしょう。そんな考え方をするから話がややこしくなるのではないでしょうか。
岩崎一彰氏は日本天文学会100周年記念切手の絵画の大部分を描かれた人です。
宇宙細密画の第一人者で、カール・セーガンの「COSMOS」表紙絵をはじめ、昔から図鑑や雑誌など様々なところに、岩崎氏の絵があります。本当にその場に行ってその風景を見ているような、緻密でリアル(?)な絵です。
天文科学館で岩崎氏の特別展が開催されていますが、今日は氏の講演会がありました。以下、メモから。
写真は、日本天文学会創立100周年記念切手(シート入り)。岩崎さんのサイン入り
★ いまいし [次の接近のときにはどうやって望遠鏡を売るのか楽しみだ。 2年ぶりでは買わんと思うぞ。]
★ いまいし [>月の閃光現象について 火星?]