編集後記


2002年08月24日(土)

ソーラーセイル

宇宙科学研究所が開発中の金星探査機はソーラーセイルを採用します。

ソーラーセイルは太陽の光を帆に受けて、その圧力で推進しようというなかなかロマンチックな推進システムですが、そこで当然出てくる素朴な疑問が、「太陽の方に向かって進めるのか」というものでした。

実は私もそういう疑問を持ってました。特に金星は地球から見れば太陽の方角。いわば「向かい風」になるのではないかと。もちろん本物の帆船も風上に向かって進めますが、同じ原理がソーラーセイルにも当てはまるのだろうか、などと。

ところがその疑問は「Newton」9月号を見てあっさり解消してしまった。とても簡単なことでした。まだまだわかってないなぁと一人で苦笑しました。

で、どうやって太陽に近づくかと言うと、

ていうか、より内側を回っている惑星の方にどうやって向かうのか、ですけど、

1.地球を出発した探査機は太陽を巡る軌道にのっています。

2.乱暴に言えば、この軌道上で進行方向にむけて加速すると太陽から遠ざかります。逆方向に加速(つまり"減速")すると太陽に近づきます。

3.ソーラーセイルは太陽に対して帆を45度の角度にたもちます。そうすることで、軌道上で加速したり減速したりできます、軌道上で加速または減速する向きに、太陽に対して帆を傾けて張ります。加速すれば外惑星へ向かうことができ、減速すれば、自分より内側にある惑星へ向かうことが出来ます。

とまあ、こういうわけ。

バドミントン

そういえばついこの間の新聞の四コマまんがで、OLが、同僚の男性2人が2人とも甲子園に出たと聞いてよろこぶ話がありました。つづいてOLが上司に「どんなスポーツやってたんですか」と水をむけると、上司はしどろもどろで「バ、バドミントン。。。」。しかしあっさり無視され、OLと甲子園上がりの同僚2人は「社内に野球部を作ろう」と盛りあがる。。。

作者の意図がどこにあったかはわからんけど、バドミントンをナメてはいけない。立派なオリンピック種目なのである。

たとえば「バドミントン」というキーワードでGoogleで検索するとこんなかんじ

SCI.PHYSICSで繰り返し現われる質問とその回答

というものを見つけたので覚え書き。

IEで見つけたんだけど、ここに書き込むのにわざわざMozillaを立ち上げた。タブの便利さを改めて痛感。

ぬ、

そうか、ずんだあんさんって、こういう人だったのねん。お見それしました。


2003年08月24日(日)

火星の見かけの大きさ

「過去6万年で最大の接近」ということで、どれくらいの大きさに見えるのか、ということなのですが、実際に望遠鏡で火星を覗いたことがない人は、いま一つ実感わかないかもしれませんね。

「火星観測週間」の掲示板発見したのですが、ここなどはとてもわかりやすいかも知れません。大接近といってもこんなに小さいのです。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

いまいし [次の接近のときにはどうやって望遠鏡を売るのか楽しみだ。 2年ぶりでは買わんと思うぞ。]

いまいし [>月の閃光現象について 火星?]


2006年08月24日(木)

冥王星が惑星かどうかは議論の本質ではない

お昼休みに書いています。

アストロアーツより。
本当に科学的な「惑星の定義」は、冥王星1つではなく、一群の巨大EKBOの処遇をまとめて決めるものでなければいけないのです。
8個案への対抗案も提出されたとのこと。いずれにせよ(時間を間違えていた)日本時間で明日午後にはまもなく決議されます。

惑星の定義、確定

アストロ・トピックス No.233。ついに確定しました。
惑星の定義に
その軌道の近くでは他の天体を掃き散らしてしまいそれだけが際だって目立つようになった天体
という項目が追加されました。
他の天体を掃き散らしてしまったか否かが、「planet」と「dwarf planet」の違いみたいですね。

冥王星は planet ではなく dwarf planet となります。

余計なことですが、国立天文台は「エッジワース・カイパーベルト天体(EKBO)」という呼び方を、とうとうやめるのでしょうか。

祝、全惑星眼視観測制覇

ということで、達成してしまいました(^^)V

冥王星は「降格」という表現はおかしい

もうこんな時間か。。。(24時43分)

前から薄々感じていた疑問を。

なんで「惑星」とは異なるカテゴリに分類したら「降格」なんでしょう。そんな考え方をするから話がややこしくなるのではないでしょうか。


2007年08月24日(金)

「ひゅうが(16DDH)」進水

あのヘリ空母次期ヘリコプター搭載護衛艦「16DDH」こと「ひゅうが」が進水しました。

ともかく写真を参照

しかし「ひゅうが(日向)」なんですね。暗示的な気がしなくもない。


2008年08月24日(日)

岩崎一彰講演会

岩崎一彰氏は日本天文学会100周年記念切手の絵画の大部分を描かれた人です。

宇宙細密画の第一人者で、カール・セーガンの「COSMOS」表紙絵をはじめ、昔から図鑑や雑誌など様々なところに、岩崎氏の絵があります。本当にその場に行ってその風景を見ているような、緻密でリアル(?)な絵です。

天文科学館で岩崎氏の特別展が開催されていますが、今日は氏の講演会がありました。以下、メモから。

  • 亡くなられたお父さんの老眼鏡で望遠鏡を作られたのが星との関わりのはじめ。ただし、最初から星に興味があったわけではなく、はじめは地上の風景を見ていた。ある時月明かりが明るいのに気がつき、望遠鏡でみてみたらクレーターが見えた。
  • 月をもっとよく見るために大きな望遠鏡を作ろうと、夏休みに工事現場で働いてお金を作り、そのお金で材料を購入、反射望遠鏡を制作、この望遠鏡で木星を観察して学校の自由研究として発表したらかなりいい評価をもらえた
  • 氏が生まれるより前に、なんと、自宅の裏の畑に隕石が落ちた(滋賀県の田根隕石)。その後に生まれた氏がたどった道を考えると・・・・
  • 絵はポスターカラーで描いている。画材は厚いケント紙。それに黒を一面に塗り、その上に描く。細部を細かく描くので製作には時間がかかる。
  • 宇宙船などを書き込むと、やがて時代と共に古くなってしまうので好まない。
  • もともとは声楽家になりたかった。今、宇宙美術館で時々披露する。(と言うことで、最後に一曲披露されました。たしかにうまいです)

写真は、日本天文学会創立100周年記念切手(シート入り)。岩崎さんのサイン入り

切手シート表   切手シート中

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