今月はそういう月です。
正確には、いつ開設したのか覚えていません(汗) 1997年の12月から1998年2月の間、と思うのですけれど。1998年2月28日にアクセスカウンターがカウントを開始したので、その時には存在していた、というのは確かです。
実は、「新着情報」は、「天文のニュースサイトを作ろう!」と考えて作ったのではないのでした。
真の目的は、その頃思いついた、あるサイト設計のアイデアというか思想というか、そういうものを試したい、ということでした。
そのサイト設計とは、
「トップページにすべてを盛り込む」
「表紙」や「玄関」のページなど不要、トップページにいきなりメインコンテンツを置く。目次やメニューもトップではなく下の階層に置く。利用者はとりあえずトップページだけ見ればいい。興味のある人だけ下の階層のページへ降りていけばいい。そういうデザインです。
思いついたら試したくなり、このアイデアを活かせそうなテーマとして天文のニュースサイトを思いついたのです。
ということで、「新着情報」は、単にWebサイトを作るのが目的で作ったというサイトです。はじめにテーマがあって、それを活かすサイトデザインを考えるのが本当ですが、その逆をやったという、本末転倒を地でいったサイトなのでした。
その背景には、最初のWebサイト「星見人達」に限界を感じていたこと、「星見人達」で一番更新しているニュースのページをもっと発展させたかったこと、「星見人達」はInfoWebでしたが、別にアカウントを持っていたNIFTY-ServeでもWebサイトを持てることになり、そちらの使い道を考えていたこと、こういったことがあります。だから必ずしも本末転倒ではないかも。
14日、プラネタリウムの観望会のお手伝いをしてきました。
春一番が吹いたとかで、風が強く、その上、午後からにわかに曇ったり雨が振ったりでしたが、観望会の直前には空が見え始め、途中で見事に快晴になりました。
今回は惑星がいくつもあります。主役はやっぱり土星でしょうが、それは別の望遠鏡で見てもらえるはずなので、私が担当した望遠鏡は、昇ってきたばかりの木星をいれました。高度や気流の具合から、表面の模様よりもガリレオ衛星がきれいに並んでいるところを見てもらうことにして、倍率を低い目にしました。
衛星はやはり眼につくようで、説明する前に「まわりの小さい星はなに?」と聞いてくる人も幾人もいました。他の惑星の衛星を見た、と言う体験は、土星の輪ほどではないにしても、かなり喜んでもらえたようです。
バレンタインデーコンサートの後なのですが、カップルばっかりかと言うと、年輩の人のほうが多い観望会でした。
注文していた主鏡・斜鏡が到着しました。早い。
さっそく中味を確認しました。
32センチ主鏡
ちょっと埃が乗っていますが見てわかる傷はありません。
一抱えほどの段ボール箱に入ってきたのですが、持ってみると意外に軽かったです。32センチだからあんなものなのかな。
主鏡は発泡スチロールのケースに入れられていました(鏡面に触れる部分は柔らかい繊維が貼りつけてあった)。ところが、検品を終って元のとおりに段ボール箱におさめようとすると、入らない。。。向きを変えてみても、かなりきつい。「どうやって入ってたんだ」と思ったとたん、バキッという音とともにスチロールが割れました。うへぇ。
とりあえずなんとか収めましたが、なにか一時保管用に代りの入れ物を用意したほうがいいかな。どのみち、送られて来た状態のまま保管するのもどうかと思うし。
ということは「打ち上げ後に命名」は旧ISASの慣習、ということなのかな。先月H-2Aロケットで打ち上げた陸域観測技術衛星ALOSの場合は、打上げ前に「だいち」という命名を発表したのですが、科学衛星の場合は、1970年の日本最初の衛星「おおすみ」以来、「赤ちゃんの名前は生まれてから登録する」という日本古来の慣習を守り続けているので、それに従っているわけです。
自宅PC(ホスト名 electra、以下ホスト名で表記)で久しぶりにトラブルが起きました。といっても軽微なもの。電源を入れても、モニターに信号が来なかった。PC本体の電源ユニットのスイッチをいったん切ってやって復旧した。electraではこの程度のトラブルもほんとに久しぶり。
electraは自作で、以前はずっと Linux が動いていました。今は WindowsXP
に入れ替えています。PentiumIII 933MHz + メモリ512MB とやや古いのですが、ここ1,2年ほどの間に仕事も含めて*1私が扱ったあらゆるXP機の中では最も軽快、かつ最も安定しています。音もわりあい静か、見た目もミドルタワーで金属筐体のまあまあ落ち着いたデザインで*2、気に入っているのです。しかし、Vistaを動かすにはもう苦しそうだ。たとえばメモリはこれ以上増設できない。Linuxの最新デスクトップ環境も荷が重い*3。
そろそろ自作は頭がついていかなくなってきたのと、最近は居間でテレビを見ながら、ぱかっと開けるやつ(笑;ノートPC*4)で「新着情報」を更新という生活スタイルが定着してきました。なので次もノートにしようかなどと考えています。今はまだその気はなく、夏ぐらいか。
すると現electraがもったいないので、活用先も考えているところです。local-group.jpサーバもいい加減非力なので、現electraをサーバにしてもいいのですが、それなら静穏化(わりあい静かとはいえ、夜中には気になる)と省電力化をしたい。それなら、またどこかで中古の(しかし現サーバより高性能の)ノートPCを探すほうがいいかもしれない。
そこで、現electraは、人に譲るのもいいかなと考え始めました。責任持てないのでオークションに出す気はありません。見知った人に譲ろうと考えています。どうするかはまだわかりません。いずれにせよ、夏までには決めます。
ふくちんさんから、一般公開に行かないかというお誘いをうけたので、一緒に行って来ました。
JR住吉駅でふくちんさんと待ち合わせ。六甲ライナーに乗り、アイランド北口で下車。シャトルバスが出ていましたが、バス待ちの行列ができていたので、歩くことにしました。ここまでの道中で現地の混雑が予想されます。
歩くこと十数分、建物の向こうに「ちきゅう」のデリック(掘削やぐら)が見えてきます。
実はJRの車内からもはっきりと確認できました。データによれば、デリックは高さ70.1メートル、ただし船体の高さを入れていないようで、船底からだと約130メートル。総満載喫水9.2メートルを差し引いても水面上約120メートル。サターンVロケット(110メートル)よりも高くなります*1。
全景。他の構造物も十分に高く、全体にずんぐりしたイメージです。そのためか、意外にデリックの高さが目立ちません(いや、十分目立ってるって)。
10時半ごろに到着しましたが、ここからが長かった。すでに長蛇の列が。結局、乗船できるまでに2時間半かかりました。昨日から春のように暖かかったのが幸いでした。
ここからは、整理できていないので、とりあえず写真の一部のみ。
ようやく乗船。
まだこれだけの列が後方に。
ブリッジ
デリック
その下。中心にぶら下がる細い管のようなものがドリルパイプ
掘り出されたサンプルは研究棟へ
ドリルビット
ここから研究棟。
本物のサンプルも展示されていました。
圧搾空気タンク。
噴出防止装置。海底に設置され、有毒ガスが噴出した場合に船を守ります。
ライザーパイプ。船と海底をつなぎ、その中にドリルパイプを通します。
見学は小一時間かかりました。船を下りる前、まだこんなに行列が。今日中に終わるのでしょうか。
*1 データには「総満載喫水」と「深さ」の2つの項目がありますが、「深さ」が何を表しているのかわかりません。
★ kayakaya [CDEXのパンフには海面からの全高は121mと書いてありました。パンフはこちら。http://www.jamstec..]
★ ふくだ [たしか旧NASDAも打ち上げ後の命名だったと思います。ただ技術試験衛星「きく」、放送衛星「ゆり」、気象衛星「ひまわり..]
★ (ふ) [するとやっぱり、「だいち」は異例だったわけですね。 シリーズものはしょうがないですね。]
★ im [MTSAT-2運輸多目的衛星”新”2号の新ってなんだ?と そっちが話題になってたりします。 1Rが”新1号”なのは分..]