編集後記


2009年02月15日(日) [長年日記]

「ちきゅう」一般公開

地球深部探査船「ちきゅう」

JAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」は、スラスターギア交換工事のため、11月から六甲アイランドの岸壁に接岸しています。

ふくちんさんから、一般公開に行かないかというお誘いをうけたので、一緒に行って来ました。

JR住吉駅でふくちんさんと待ち合わせ。六甲ライナーに乗り、アイランド北口で下車。シャトルバスが出ていましたが、バス待ちの行列ができていたので、歩くことにしました。ここまでの道中で現地の混雑が予想されます。

歩くこと十数分、建物の向こうに「ちきゅう」のデリック(掘削やぐら)が見えてきます。

実はJRの車内からもはっきりと確認できました。データによれば、デリックは高さ70.1メートル、ただし船体の高さを入れていないようで、船底からだと約130メートル。総満載喫水9.2メートルを差し引いても水面上約120メートル。サターンVロケット(110メートル)よりも高くなります*1


全景。他の構造物も十分に高く、全体にずんぐりしたイメージです。そのためか、意外にデリックの高さが目立ちません(いや、十分目立ってるって)。

10時半ごろに到着しましたが、ここからが長かった。すでに長蛇の列が。結局、乗船できるまでに2時間半かかりました。昨日から春のように暖かかったのが幸いでした。

ここからは、整理できていないので、とりあえず写真の一部のみ。

 

ようやく乗船。

まだこれだけの列が後方に。

ブリッジ
 

 

デリック

その下。中心にぶら下がる細い管のようなものがドリルパイプ
 

掘り出されたサンプルは研究棟へ
 

ドリルビット

ここから研究棟。

 

 

本物のサンプルも展示されていました。

圧搾空気タンク。

噴出防止装置。海底に設置され、有毒ガスが噴出した場合に船を守ります。

ライザーパイプ。船と海底をつなぎ、その中にドリルパイプを通します。
 

見学は小一時間かかりました。船を下りる前、まだこんなに行列が。今日中に終わるのでしょうか。

*1 データには「総満載喫水」と「深さ」の2つの項目がありますが、「深さ」が何を表しているのかわかりません。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
kayakaya (2009年02月17日(火) 01:12)

CDEXのパンフには海面からの全高は121mと書いてありました。パンフはこちら。http://www.jamstec.go.jp/chikyu/doc_files/CHIKYU_01J.pdf<br>ちきゅうはサターンVより高いですけど、地球は土星より小さいですよねぇ……。こっちが気になってますw。


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