編集後記


2014年01月18日(土) [長年日記]

図書館で天体観望会

夕方、明石公園へ。明石市立図書館で「図書館天体観望会」がありました。お客さんとして参加。

前半は部屋でお話。「市立図書館、県立図書館、天文科学館職員による星にまつわる三題ばなし」ということでした。市立図書館からはかぐや姫のお話。かぐや姫の書籍の紹介、それに月に関連する書籍の紹介。かぐや姫には実は明石が登場するとのこと。絵本などでは省かれることが多いようですが、古典文学大系などに収録されている分にはきちんと入っています。

兵庫県立図書館からは星新一氏の作品「羽衣」の朗読を講談調で。いやほんとに講談だったのです。謎の講談師ビブリオ堂ちんげんさい。着物に羽織で、お囃子(太鼓と拍子木だけでしたが)で登場して。図書館もいろいろアイデアを凝らしてがんばってるんですね。

(実は「羽衣」読んだことはありません。でもたまたまこの間、能の「羽衣」をテレビで見たところでした。ラストの能の謡の終わり「うせにけり~」にひそかに受けていました*1

最後に天文科学館井上さんから、冬に見える星の話。プロジェクターでプラネソフト「Stellarium」で星空を写して、木星を拡大すると「おおーっ」と感嘆する声が。木星が見えたことより、ソフトの機能に驚いたみたいです。

しかし、べらぼうに寒い。風が強くて凍えます。望遠鏡も揺れて像が安定しません。

それでも、木星、M42、すばる、二重星団、M31を見せていただきました。さすが街の中なので、淡い星雲はますます淡く、星団も星の数がめっきり少なくなりましたが。

淡い天体となると熟練の目を要します。M42など、初めて見た人は「はぁ…」という感じだったかもしれません。

来週は別の図書館でも観望会があります。こちらは天文科学館の天ボラとして参加の予定です。

*1 ただし古典芸能を鑑賞する趣味があるわけではないので詳しく突っ込まれても困るのですが・・・


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