編集後記


2013年02月16日(土) [長年日記]

小惑星2012 DA14

今日の早朝、観測史上もっとも地球に接近した小惑星です。なんとか写りました。

もっと絞りを開けばよかったんですが。

2013年2月16日 05:00-05:01
Canon EOS Kiss X4
24mm f/5.6
ISO3200
15秒露出8枚を比較明合成の上でトリミング

フルサイズにして、画像の中央やや下に、かすかに線になっているのが小惑星です。線になっているのはシャッターを開けている間に移動したから。わずか2分でこれだけ動いています。

小惑星2012DA1

16階観測室公開

明石市立天文科学館でいつもの16階。

金星は来月26日に外合をむかえるため、もう太陽との離角がかなり小さくなっています。恐る恐る向けてみました。まだ大丈夫。

ところが、晴れていた空が雲に覆われ・・・・金星は時間中見えたり隠れたりを繰り返しました。お客さんが大勢集まると隠れるというのは何の嫌がらせでしょうか。

次回からはしばらく金星は狙えそうにありません。何を見せようか。

天ボラ観望会グループ研修(16階観測室)

天文ボランティアの研修がありました。観望会グループで、16階観測室をメインで担当できるようになるための研修です。

今回、4名の受講者がありました。私は、思うところあって既に16階担当についている人が「講師」役を務めるよう提案し、受け入れてもらえました。そんなわけで「講師」役が3名、他に、作成された手順書の見直しのために2名、受講者より「講師」陣が多い体制になりました。

まずスタッフのSさんから説明の後、私が観測室準備(観測室のドアを開けてからドームの準備、望遠鏡の立ち上げまで)、天ボラのIさんが望遠鏡の操作、Yさんが片付け、という流れで、実際に操作を受講者に交代で行ってもらいながらすすめました。

そのあとは、一人ずつ、望遠鏡の立ち上げから適当な天体の導入、立ち下げの一連の流れを実習してもらいました。

私を含め、天ボラ以前から16階を担当していたのが7人、それ以降に研修を修了した人が3人、これに4人が加わりました。さらに来月にも研修があって、もう少し人数が増える予定です。

この研修は他の研修と異なり館から指名された人が受講します。「私はまだ受けてないんだけど」という人がいたのですが、16階を受け持つための研修であって、「ステップアップの次の段階」ではないというのが私の理解です。

天体観望会

今日はお客さんとして参加。寒いせいか、珍しく定員割れだったようです。

朝早くの小惑星観測からずっと動きっぱなし、夕食を食べにいったん外に出たら寒くて、戻ってくるとドームの中は.暖かくて、リクライニングシートに座ると、もう起きていられる自信がありません。

あまり眠ってしまった事のない方がプラネ解説の担当でしたが、かなり記憶がとんでいます。気が付いたらもう観望開始の時間。日本プラ寝たリウム学会の会員としては務めを果たせたようでいいような悪いような・・・・

今日のテーマはベテルギウスでした。16階はベテルギウスを入れています。40センチで恒星を見ても・・・と思うのですが、色ははっきりとします。お昼間に研修を受けていたうちの一人が、さっそく望遠鏡の位置にいました。

昼間とかわって雲がほとんどなくなりました。とてもいい空です。しかし寒い。日時計広場を適当に回って天ボラさんとしゃべって、終了前に帰宅しました。


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