編集後記


2012年11月23日(金) [長年日記]

ひょうごミュージアムフェア2012

播磨地方の博物館施設がワークショップなどを出展する「ひょうごミュージアムフェア」、今年は姫路市の真宗大谷派姫路船場別院「本徳寺」で開催されました。

明石市立天文科学館も出展し、天ボラがスタッフを務めることになったので、私も23日を担当しました。

共催の兵庫県博物館協会ですが、播磨地方の加盟館は48館。播磨地方だけでこれだけの施設があります。ちょっと驚きます。ワークショップなどを出店したのは19館でした。

天文関係では、明石市立天文科学館、西はりま天文台、加古川総合文化センター、にしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」、姫路科学館。ただし、はっきり天文テーマで出店していたのは明石市立天文科学館と西はりま天文台。

天文科学館はホームスターEXTRAを傘型のスクリーンに映し出すプチプラネタリウム体験と、光る星座カードに日時計のペーパークラフト工作を行うワークショップです。ワークショップはお寺の本堂で。プラネは場所と遮光の関係で、離れた建物になりました。私はほぼプラネを担当していました。

お客さんは、投影待ちの行列ができる、という状態には遠く、ぽつぽつとやってくる状態。5~6人集まれば随時開催するということに切り替えました。スペース的にも、10人も集まればスクリーンの下は一杯です。

結果、当初予定よりもかなり多く投影。午前中の解説は私だったのですが、6回ぐらいやってないかい?

24日はオープニングで幼稚園の子たちが来ていたようで、午前中はそういう小さな子を釣れた家族連れがちらほら現れたのですが、午後からはさっぱり。担当の学芸員さんが「呼び込んできます」と言って会場を駆け巡ったのですが、どこにもあまりお客さんが見あたらないとのこと・・

それでも、待っていると三々五々集まってくるもので、結局午後も結構な回数やってるでしょうか。

午後は、さすがに私はつかれたので、最初を学芸員さんが、次を、他の天ボラスタッフが交代で。学芸員さんと私以外の人はこの日がデビューとなりました。初めてにもかかわらず、上手にこなされていました。喋れればなんとでもなるもんなんですよね。プロはそれだけでは困ると思いますが。


プラネ会場


本堂の様子。各館のブースが所狭しと。


おまけ。姫路おでん。しょうが醤油がかかっています。

熟睡プラ寝たリウム

ミュージアムフェアが終わってから急いで明石へ。

プラネタリウムというと、暗い部屋にリクライニングシート、心地良いBGMで、投影中に寝落ちしてしまう人も多いです。それを逆手にとったイベント。昨年の勤労感謝の日に1回目が行われましたが、今年は全国4会場で同時開催という大きなイベントになりました。日本プラ寝たリウム学会も発足するという盛り上がりっぷりです。

投影の前に、日本睡眠学会理事で京都大学准教授の角谷寛さんが「熟睡の大切さ」というテーマで公演されました。日本人は世界の中でも睡眠時間が短いとのこと。

続いて、いよいよ投影。解説者の井上さん、今回は、プロジェクタはもちろんのこと、星座絵も、ポインタすら使わずすすめていきます。前に「"究極"のピュアプラネタリウムはポインタも使わなかったりして」という冗談を井上さんとしていたのですが、まさかね。そして終始ささやくような声。前回は”完徹”した私も、さすがにうつらうつらしてしまいました。

というわけで、熟睡証明書

日本熟睡プラ寝たリウム学会のバッジ。会員の証です。


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