ノクターナル(星時計)は、夜、こぐま座の向きで時間を知る時計、いわば日時計の夜版です。
原理は星座早見の応用です。星座早見は外周の日付と時刻のメモリを合わせるとその時間の星座とその方角や向きがわかるわけですが、逆に現在の星座の方角や向きがわかると、その時の時刻がわかるはずです*1。ノクターナルは、こくま座が24時間時計の針のように24時間で1周することを利用して、こぐま座の向きで時刻を知ることができます。
今日の、星の友の会の「ほしとも☆キッズ」で、このノクターナルの工作をしていました。私は参加しなかったのですが、展示解説の後で顔を出して、型紙と説明書をもらいました。
これがそのノクターナル(未完成)。本当は中心の北極星のうちにハトメを打ち込んで留めないといけません。
時刻の求め方はこう。予め今日の日付を合わせておきます。それから持ち手を真下に持って北を向き、こぐま座を探します。こぐま座の向きの通りにアームを移動させてメモリを読めば、それが今の時刻。
講師のSさんは、アストロラーベも持ってこられていました。
レプリカですが真鍮製の本格的なもの。わざわざヨーロッパから取り寄せられたそうです。
*1 日付だけは別にわかっている必要がありますが。
ほしとも☆キッズに顔を出したのは、キッズの後同じ部屋で星の友の会会報「135°の星空」の編集会議があったから。
150号の発行が遅れたのですが、今年度、予定通り4号発行することになっています。そのため、ほぼ2ヶ月おきの発行というタイトなスケジュールになっています。現在、まだ151号の編集途中ですが、その次の152号の掲載内容とページ割りなどを決定しました。
151号についても、若干の問題が発生していたので、掲載内容の変更などを決めました。
今日は天体観望会の日。テーマは「M31」。星の友の会関係の予定は、館の天体観望会や、友の会例会などと同じ日に入れる傾向にあるため、一日の予定が盛り沢山になります。
展示解説と天体観望会の両方の希望を出して「どちらでも」というようにしていましたら、今回は展示解説にまわることになり、観望会はお客さんとして参加しました。
編集会議の後、いったん館を出て夕食。それから戻ってきました。
ところが、曇天。曇りバージョンに切り替えということで、プラネ解説の後、16階の見学、展示室の見学、帰り際に玄関まで小型望遠鏡で地上風景(淡路島の観覧車)を見てみる、の3つとなったようです。
見慣れた展示室をぐるぐるまわり、玄関前で福田さん達と話してから、早めに帰りました。
ところで、もらった資料のクイズで、アンドロメダ姫の旦那さんの星座を訊いていたのは斬新でした。答えはお調べください(^^)