編集後記


2008年08月16日(土) [長年日記]

ホスピスの観望会

前回の病院で、お手伝いしてきました。ほぼ一年ぶり2回目です。

今回は私は望遠鏡2台を持参しました。10分でできる天体望遠鏡+カメラ三脚と、ビクセンSP-DX+FL80S。これに、他の方が持ってこられた双眼鏡が、今日の観望機材のほぼすべてです。「ガーデン」と呼ばれているテラスにならべました。

一方、前回使用した休憩室では、天体写真のスライドショーとMitakaの上映が行われていました。会場はこの2か所になります。

ずっと曇りがちでしたが、うまいぐあいに月と木星が見え、望遠鏡で見てもらうことができました。

月は、月食を控えた、影のない真っ白な満月、木星は、雲越しながら、しばらく見ていれば縞模様も2本見え、雲が薄くなればガリレオ衛星もよく確認できました。

休憩室に集まった患者さんは6名、うち、3名の方はガーデンまで来て望遠鏡を覗いて行かれました。今回は家族の方はおられず、スタッフも少なく、でも患者さんは前回の倍になりました。

ここで、やはり、車いすに座ったまま、ベッドで寝たままの状態でどうやって望遠鏡を覗いてもらうかという課題がはっきりと出てきました。車椅子の患者さんは、立つことはできたので、覗いてもらうことはできましたが、ベッドの患者さんはとても無理でした。前回登場したファイバースコープ(今回はなかった)のような補助器具を工夫する必要がありそうです。


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