編集後記


2008年08月03日(日) 野外天体観測会2日目 [長年日記]

朝・・・・

昨夜は思わぬ晴天で張り切りましたが、寝不足なんてなんのその。2,3時間も寝ればとりあえず起きていられます(歳とったかも)。

とはいえ、いつもの6時に目が覚めるとちょっとだるい。昨夜はお風呂に入らなかったので、朝風呂を使わせていただくことにしました。

基本的に夜10時までです。今回は特別に開けておいてくれたのかもしれません。お湯はもう沸かしていませんが、余熱で十分温かい。長風呂するにはいい温度でした。すっきりしました。

焼きたてのパンで朝ごはん、それから記念撮影をして、荷物をバスに積み込んで、アルビレオを後にしました。

日本へそ公園駅

土産物休憩と昼食休憩を1回ずつとって、西脇のテラドームに向かいました。

バスはテラドームの手前のJR日本へそ公園駅の前に停まりました。

日本へそ公園駅   日本へそ公園駅

JR加古川線の無人駅です。地理的事績に基づいて命名された数少ない駅です。

一応電化されているのですが、時刻表を見ると3時間に一本・・・土日は、1日に上下それぞれ8本しか走りません。平日でも一本多いだけ。出会うだけでも相当希少価値です。

その、めったに見られない電車が、来てしまいました。写真撮れませんでした。悲しい。

日本のへそ その1

西脇と言えば、日本のへそ、東経135度、北緯35度交点に位置することで有名です。その「日本のへそ」にテラドームはあります。

ここで、テラドームの館長さんが自ら出迎えてくれて、日本測地系、世界測地系2つの経緯度交点を説明してくださいました。

経緯度交点(日本測地系) 

経緯度交点(日本測地系)

私自身ももう何度か訪れていますが、日本測地系の経緯度交点は、日本へそ公園駅から少し北へ進んだ川べりにあります。建立は1923年10月。東京高等師範学校付属小学校の肥後盛熊氏の提唱により、地元の教育委員会が設置しましたvia 塩屋天体観測所:子午線標識を訪ねて:西脇市

日本のへそ その2

続いて世界測地系の経緯度交点です。こちらはテラドームの東側、岡之山の中腹にあります。この暑いなか、そこまで登るのは大変なので麓からの説明。ですが、ここまで来て、世界測地系経緯度交点まで登らないということはありません。ふくださんの後を追って登りました。後ろからYさんも続き、3人に。

世界測地系経緯度交点モニュメント
世界測地系経緯度交点のモニュメント。4本の柱で囲まれた中心にあります。

緯度交点
ここが経緯度交点。上に置いているのは3人の測定機器。いまやほとんどの人がGPSを持っています。なんて時代でしょう。

この時の測定記録:

北緯 35度00分00.158秒
東経 135度00分00.231秒
測地系 WGS84

81㎝望遠鏡(テラドーム)

経緯度交点から降りると、他の人たちは天文台に上がっていました。

81㎝反射望遠鏡
81センチ反射望遠鏡がここにあります。色や形など、姫路市の星の子館にある91センチ望遠鏡に似ています。ただし星の子館はドイツ式、こちらはフォーク式という違いはあります。

ここでは昼間の星をいくつか。

理科のじっけん展

「理科のじっけん展」という展示があります。ここにあった、音の共鳴を利用して、管の中の細かい粒を集める実験。作動させると、縦割りにした竹の節みたいにいくつも粒が集まります。見ていると結構気色悪い。

プラネタリウム(テラドーム)

ここのプラネタリウムを見るのは何年振りかな。デジタルプラネタリウムです。

プラネタリウム


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