ありえない角度からの「なゆた」の撮影。
サイエンスツアー2日目。昨夜は都合で観望会に出られなかったので*1、特別に見学させてもらいました。この写真は、柵の内側に入れてもらって、ほぼ真下から見上げています。
*1 でもちゃんと星は見ています。いい天気でしたし。
SPring-8は、毎年4月に施設公開を行っています。通常のツアー見学では見られないような、実験ホール内や蓄積リングへの立ち入りができます。特に蓄積リングは見てみたい場所でした。
放射光利用実験ホール
SPring-8のもっとも中心となる実験施設です。17か所のブースが設けられ、それぞれ異なるテーマのイベントが行われていました。
X線自由電子レーザー試験加速器
自由電子レーザーは、光速に近い速さまで加速した電子に強い磁力をかけ、発生した放射光をレーザーに用いる方法で、この方法を使ってX線レーザーを発振する施設が2010年の完成を目指して建設中です。公開されていたのは、その試験設備です。中央管理棟から歩いて10分ほどのところにありました。
蓄積リング
実験ホールの内周側に位置し、放射光の光源となる装置です。稼働時はもちろん立ち入り禁止です。ここを見ることが事前の大きな目標でした。リングが曲げられるところで、曲がらずまっすぐ進む管が分岐して、そのまま正面の壁を通って外へ出て行きます。ここが、発生した放射光が実験ハッチへと送られるいちばん根っこの部分なのでしょう。わかりやすい。