いわゆる「キリ番をゲット」されても何も出ませんので、あしからず。
重いのですが、実はスーパーリロードしたぐらいでは増えません、確か。充分に間隔を置いて来訪いただかないと。。。(^^) なお、リロードしたら2つ3つカウントアップしたなんて現象が起きたら、それはその瞬間にアクセスしてきた人が他にいるからです。
本を買いに姫路へ出たついでに、暇に任せてお城の方へふらふらっと歩いて行きました。姫路ってたいてい通過するだけで、一番近い町なのに縁遠いんですよね。
まず、お城の南西にある駐車場に向かいました。滅多に行ったことがない場所ですが、幕末、姫路藩内の勤皇派が処刑された場所がそのあたりだと聞いていたのが気になってたのです。何かそれを示すものでもないかと見まわしたが見当たらず。
続いてお城の南東へ移動、昨年、日本天文学会の秋季年会が開かれたイーグレひめじがここにあります。最初この建物の名前を聞いてどこにあるのかわからなかった。見たことがないので、どんな建物かと。
行ってみたら、大都会でありがちな、背の高い建物ではないので、近くまで寄らないと全然わからない。そりゃそうだろう、こんな場所に超高層ビルなど建てたらユネスコに怒られそうだ(笑)。しかし近くに行ったらすぐわかりました。だいたいこの手の建物って無理に個性的なのね。
。。。以上、すげーローカルな話でした。
疲れたので今日の、というか明日分の更新もなし。いくつかネタは揃ってるんですが。「すばる望遠鏡高赤 方偏移超新星捜索グループ(Subaru high-redshift supernova search group)」による膨大な量の超新星発見とか。
少し前、大学生の何割かが北朝鮮の位置を知らないとかイラクの位置を知らないとかいう記事がありました。でも、「何割が正解だった」と書くのと「何割が不正解だった」と書くのとでは受け止められ方が正反対になるんですよね。たぶん「何割が不正解」の方が、読み手の多くに気に入られるのでしょう。元は日本地理学会による提言です。
そこから、学生時代に名前だけ聞いた「認知地図」というものに再び関心がわいています。「4885010888」(地人書房)の紹介から引用すると、
認知地図とは、人間や動物が環境に対してもっている空間的知識を、地図に見立てて言い表したもので、比喩的に「頭の中の地図」と呼ばれることもある。
いま地理学の中ではどういう位置にあるのでしょうか。
4774121258もあるわけですが、認知地図を実際に書いてもらったようなものなのかな。読んでないのでなんともいえませんが。
24日、25日と、彗星会議に参加してきました。
この前参加したのは、後に木星に衝突して巨大な衝突痕を残し、大きな話題になったシューメーカー・レビィ第9彗星が発見された年(ちょうど彗星会議の真っ最中に第一報が入ったのでした)でした。ということは16年ぐらいぶりの出席です。
このところ、明るい彗星もないので関心もやや遠ざかり気味。
第40回となる今年は、兵庫県三田市での開催でした。私鉄を乗り継いで三田へ。
三宮から北神急行電鉄-神戸電鉄と乗り継ぎましたが、神戸電鉄に乗るのは初めてではないけれども、本当にローカルな印象のある路線です。六甲山の南と北でこんなに違うのかと思いますが、南側に対するベッドタウン化も進んでいるので、昔ながらの田舎の風景とベッドタウン化した風景が混在しています。
会場は三田市あかしあ台。最寄り駅は神戸電鉄のウッディタウン南駅かウッディタウン中央駅。
ウッディタウン中央駅より北を望む
だだっ広いのですが、山の中なので実はかなり起伏があります。
ウッディタウン中央駅だと、会場からはやや行き過ぎるのですが、一つ手前の南ウッディタウン駅より起伏が少ないとの情報で、こちらで下車。
いかにも新興ベッドタウンな街並みが続きます。
だいたい、駅名が「ウッディタウン中央」、地名が「あかしあ台」に「ゆりのき台」に「すずかけ台」に・・・・
てなことを、道すがらツイッターに流すと、「こっちにはこんな地名が」「こんな地名にはかなうまい」という反響が続々。
10分ほどで会場に到着します。
風変わりな建物。
ガラス張りの部分は、実は庭園になっています。
ちなみに、食事はうまかった。
宿泊した部屋も、最大4人泊まれる部屋に2人割り当てられたので、広々として快適でした。
受付を済ませ,しばらく待っていると、雑誌などでよく名を知られたアマチュア天文家が続々と来場します。知った人も何人も参加してこられたのでご挨拶してまわりました。
一日目の日程は、前運営委員長、長谷川一郎先生の記念講演、研究発表、懇親会です。
運営委員長渡部潤一先生による開会の挨拶
長谷川一郎先生
記念講演は「私と彗星」というテーマで、長谷川先生が、ご自身の来歴、とりわけ天文特に彗星との関わりについてお話しされました。若い時から病気がちだったとのことですが、初めて給料をもらったのが天文の仕事であったとか、商社勤め(1959年~1988年)の時代はコンピュータを扱う仕事であったが、最初の頃のコンピュータは真空管であったとか、オールトの雲の存在には懐疑的であるとか、面白いお話を聞けました。
続いて、記念写真の後、研究発表。テーマは以下の通り
リモート天文台を用いた彗星観測近年は、インターネット経由で遠隔操作できるレンタル天文台のサービスがあります。それを彗星の位置観測に活用されている人の報告です。
ネットにつながる環境があればどこからでも操作できるので、緊急観測などへの即応も行いやすいようです(それが本人にとって幸せかどうかはわかりませんが)。
また、天文台は非常に空の良い場所(20等台まで観測可能)にあり、そういう条件のもとにある望遠鏡を使えるのも大きな魅力です。
なお、誤解されると困るのですが、「これからの観測はこうなる」という話ではなく、観測機材整備の選択肢が増えているということです。発表者もいくつかの理由からリモート天文台を利用されていますが、自分の機材で自ら望遠鏡を操作して観測していないことの物足りなさもデメリットの一つに上げられていました。
2009年の彗星発見・観測のまとめ
2009年に符号が与えられた彗星の数は166個。実はこれでも2001年以来の少なさ。その原因はSOHO彗星の好評が滞っているため。地上からの発見は51個。相変わらず大きな掃天プロジェクトによる発見が多くを占め、中でもカタリナチーム(カタリナ、レモン山、サイディング・スプリング)が全体の4分の3。一方、LINEARは低調だったようです。 アマチュアの発見も6個。うち一個は板垣さん。
Kopff彗星のダストトレイルをとらえた
津村光則さんによる発表。2009年夏にKopff彗星の非常に細くて長い尾を撮影。これはネックライン構造ではないかという話。
津村さんのWebサイトにも記載があります。
2009年の主な彗星の光度変化
2009年に観測された多数の彗星について、それぞれの光度変化を振り返りました。彗星ごとに本当に個性が違います。肉眼彗星だけを求めていては、彗星の本当の面白さはわからないかもと思いました。また、観測者によって報告光度が実にバラつくのも印象的。10等ぐらい差がある彗星も。
P/2010A2(LINEAR)の衝突について
今年の一月に発見され、実は彗星ではなく小惑星同士が衝突した残骸らしいということになって話題になった「彗星」。
母天体を、イトカワのような、多数の破片が寄り集まった「ラブルパイル」構造ではないかと想定し、それにゆっくりした速度で別の小天体が衝突したと仮定して、ハッブルが撮影したような構造が形成されるかをシミュレーションした研究です。
しばらく彗星から関心が遠ざかっていたのですが、ちょっとそれを悔やんだ。
国際光器の人が持ち込んできた機材類
長谷川先生の講演によれば、彗星会議は、彗星観測をしている人々が集まって互いに顔見知りになる機会を持ちたい、ということから始められたとのこと。その主旨からすれば、懇親会こそが彗星会議のメインプログラムと言えましょう。
夕食は渡部潤一先生の隣に。先生と「1000万人」の後継プロジェクトの話に。これはまた具体化してからおいおいと。
夕食の終わった人から三々五々別室の懇親会会場へ。夕食はしっかり食べたのですが、懇親会会場にもたっぷりの食べ物が。
懇親会は21時には終了、そのまま二次会「酔醒会議」へ。懇親会は三次会まで進みましたが、さすがに眠くなったので、私は途中で寝に行きました。三次会は2時半まで続いた模様です。
★ 今石 [カウンタの異常増はGW前だからでは?]
★ (ふ) [過去そういう前例は無いのですよね。GWが過ぎればわかるか。。。]
★ さかい [姫路って城の付近は建築規制なかったっけ? 小学生までは姫路市内に住んでたので、毎朝登校するときに歩道橋を通るんだけど..]
★ さかい [姫路市役所があのへんでは一番背が高い、とかいうてたから都合で勝手に…はありがちなのかも(^^;;]