明石市立天文科学館星の友の会遠足部、今日の午前の目的地はここ。
消防署?……じつはその最上階にプラネタリウムが。
大阪府茨木市の茨木市立天文観覧室プラネタリウム。全国で唯一、消防署の上にあるプラネタリウムとして「全国プラ『レア』リウム三十三箇所巡り」の19番札所となっています。
実はこの建物、茨木市の合同庁舎で、図書館や子育て支援センターなども入っています。
最上階の7階にプラネタリウムの入り口があり、その前の長机が受付。明石からの訪問とわかると歓迎してくださいました。
投影機はコニカミノルタ MS-8型。手動の光学投影機です。昨年11月に、半球だけですがデジタル投影機も設置。ドーム径8メートル、座席数57席のこじんまりしたプラネタリウムです。
時間が来ると、受付にいたスタッフの方がそのまま解説台へ。後で聞けばスタッフ2名で運営されているとのこと。もちろん生解説です。
最初に、ほんの数日前にここの屋上で撮影されたという写真を使って、いま夕空に見えている金星、木星についてのお話。そして星座の話から、デジタル投影で木星、土星からアンドロメダ銀河まで宇宙飛行(これは「Mitaka」でしょうか)、そして今月のテーマの土星のおはなし。
投影終了後も遠足部はしばらく残ってドーム内を見学させていただき、スタッフの方ともお話しさせていただきました。全体に手作りの感じがまたよくて、スタッフとの距離も近い感じで、ほんとに近所のプラネタリウムという感じ。子ども時分に近くにあったらきっと入り浸っただろうなと思いました。
40年以上使われている施設で、地平線のシルエットには、今は無きエキスポセンターが*1。
*1 太陽の塔もあるのがわかるでしょうか。
遠足部、午後は京都府向日市へ。
阪急京都線西向日駅から、京都の郊外という感じのする街中を歩いていくと、趣ある参道が*1。
向日神社は、向日神、火雷神、玉依姫命、神武天皇の四柱を祭神とする式内社で、本殿は明治神宮のモデルとなりました。
向日神社の境内に、向日市天文館があります。
神社の境内にあるプラネタリウムとして、これも「全国プラ『レア』リウム三十三箇所巡り」の18番札所となっています。
コニカミノルタ メディアグローブIII、ドーム径10メートル、座席数80席。茨木市のプラネタリウムよりは大きめです。投影機はデジタルで、映像を魚眼レンズでドームに投影するしくみでしょうか。
投影は星空解説と、テーマの「月のふしぎ」。どちらもフル自動解説でした。KAGAYAさんの「銀河鉄道の夜」も上映中で、案内によると2017年4月2日までとのこと。結構なロングラン上映です。
館内に入ると「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」の音楽が。「はやぶさ」の打上げから帰還までを振り返るビデオを流していました。
先代の光学投影機 MS-10AT も展示していました。
また展示室の片隅に天体写真がいくつか飾ってあり、その撮影者の中に知った人の名前を発見。こんなところでお見かけするとはと懐かしい気持ちになりました。
*1 BSのとある番組風^^