3月21日から、たけいさきよさんの「まあるい星展」が明石市立天文科学館で開催されています。
展示されているのは円形視野による専用カメラで撮影された天体風景写真です。
普通の四角い写真を丸く切り取っているのではないので念のため。
その逆。通常のカメラはレンズの丸い視野の中を四角く切り取るのに対して、レンズ視野一杯をそのままフィルムに写しているのです。「ヒノサワさんちのアストロカメラ」。35ミリ版一眼レフ用レンズとブローニー版フィルムを使い、45ミリの円形範囲に撮影します。天体撮影専用。
このカメラで撮影されたのは主に山梨県の星が写った風景写真です。満開の桜の上にある北斗七星、山の上に昇るオリオンなど。独特の丸い視野の写真はまた普通の写真とは違った雰囲気です。通常のカメラはレンズが取り込んだ範囲のかなりを捨てているんだなとも思いました。
絵葉書も作られていましたが、初日にたけいさんから聞いたところ、一番人気だったのが天文科学館の写真というのはどういうことやら(笑)
「まあるい星展」は4月19日まで。最終日にもギャラリートークが予定されています。
ヒノサワさんちのアストロカメラ
裏面にはフィルムを吸引するパイプをつなぐバルブが
中の構造はシンプル
分解するとこんな感じ
絵葉書