編集後記


2014年07月26日(土) [長年日記]

明石市立天文科学館星の友の会の野外天体観測会で、鳥取県のさじアストロパークに一泊してきました。

いつもならお昼に集合なのですが、今回は盛りだくさんの予定で、朝9時30分の集合です。

朝からいい天気。しかし、暑い(汗

情報通信研究機構(NICT)未来ICT研究所

まずは神戸市と明石市の境にある情報通信研究機構(NICT)未来ICT研究所を見学。

 

ちょうど一般公開の日でしたが、それとは別に、特別に、準備中の日本標準時の副局を見学させていただきました。

そのあたりの詳しくは、さっそくふくださんがブログに。そうか、窓越しとはいえ生で見られたのは貴重だったのか。

一般公開の会場では原子時計を展示していました。

上蓋を開けた全景とセシウムビームチューブ。
 

セシウムビームチューブは原子時計の心臓部です。チューブの端でセシウム133*1を熱して気化させ、中央の共鳴器で電波を照射します。電波の周波数がちょうど9,192,631,770Hzの時、セシウム原子のエネルギー状態がわずかに変化します。逆に言えば変化した瞬間の電波の周波数は9,192,631,770Hzとわかります。9,192,631,770Hz、つまり電磁波の周期9,192,631,770回分の時間が一秒というわけ。

一般公開ではほかにもいろいろな展示や実演が。これは赤外線カメラで撮影した誰かさん(^^)

なんでシゴセンジャーが出てくるのかというと、一般公開に来ていたのでした。

*1 原発事故のせいでセシウムはすっかり悪者ですが、セシウム133は天然に存在する放射能を持たない安定同位体です。

嬉野台生涯教育センター

次に嬉野台生涯教育センターへ移動して昼食。

環境学習と称してセンター内の道を歩いたのですが、これが予想外に自然いっぱいの道で・・・・

「遭難するかと思った」という声がちらほら。地図で見ると距離にして1キロもないんですけどね。ともかく、暑かった。

さじアストロパーク

さじアストロパークは、鳥取市佐治町にある、口径103センチの望遠鏡を備えた公開天文台です。今年の7月31日でオープン20周年を迎えます。

 

12.5センチから40センチの望遠鏡を備えたコテージもあるのですが、今回は全員が併設されたペンション「コスモスの館」に宿泊しました。

 

当日はちょうど星まつりの日、大勢のお客さんが来ていました。

翌日に続きます・・・

彼らも当然一緒。


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