明石市立天文科学館星の友の会の野外天体観測会で、鳥取県のさじアストロパークに一泊してきました。
いつもならお昼に集合なのですが、今回は盛りだくさんの予定で、朝9時30分の集合です。
朝からいい天気。しかし、暑い(汗
まずは神戸市と明石市の境にある情報通信研究機構(NICT)未来ICT研究所を見学。
ちょうど一般公開の日でしたが、それとは別に、特別に、準備中の日本標準時の副局を見学させていただきました。
そのあたりの詳しくは、さっそくふくださんがブログに。そうか、窓越しとはいえ生で見られたのは貴重だったのか。
一般公開の会場では原子時計を展示していました。
上蓋を開けた全景とセシウムビームチューブ。
セシウムビームチューブは原子時計の心臓部です。チューブの端でセシウム133*1を熱して気化させ、中央の共鳴器で電波を照射します。電波の周波数がちょうど9,192,631,770Hzの時、セシウム原子のエネルギー状態がわずかに変化します。逆に言えば変化した瞬間の電波の周波数は9,192,631,770Hzとわかります。9,192,631,770Hz、つまり電磁波の周期9,192,631,770回分の時間が一秒というわけ。
一般公開ではほかにもいろいろな展示や実演が。これは赤外線カメラで撮影した誰かさん(^^)
なんでシゴセンジャーが出てくるのかというと、一般公開に来ていたのでした。
*1 原発事故のせいでセシウムはすっかり悪者ですが、セシウム133は天然に存在する放射能を持たない安定同位体です。
次に嬉野台生涯教育センターへ移動して昼食。
環境学習と称してセンター内の道を歩いたのですが、これが予想外に自然いっぱいの道で・・・・
「遭難するかと思った」という声がちらほら。地図で見ると距離にして1キロもないんですけどね。ともかく、暑かった。
さじアストロパークは、鳥取市佐治町にある、口径103センチの望遠鏡を備えた公開天文台です。今年の7月31日でオープン20周年を迎えます。
12.5センチから40センチの望遠鏡を備えたコテージもあるのですが、今回は全員が併設されたペンション「コスモスの館」に宿泊しました。
当日はちょうど星まつりの日、大勢のお客さんが来ていました。
彼らも当然一緒。