水星が見やすくなっています。5月25日に東方最大離角を迎え、前後数日は日没時の高度が6年ぶりに20度を越えるとのこと。
そんなわけで、このところ時々、会社の帰りに水星を探すため、西が大きく開けた川べりに行っています。
時間帯は日没30分から1時間のころ。空には星が瞬き始めていますが、まだ西の地平線は明るく、水星はその薄明のただなか、ちょうど木星とカペラ、水星が作る鈍角二等辺三角形の鈍角の頂点にあります。
まず見えたのは木星。これが今日の一番星。でも位置的には火星の方が先に見えていたのかもしれません。
だんだんカペラも見えてきて、三角形の底辺がはっきりとしてきました。水星はなかなかあらわれません。
現場は、そんなに多くはないけれどもそれなりに車がよく通る場所。注意しながら眺めていると、やがて夜の空が広がり、水星らしき天体がようやく見えました。水星を肉眼で見つけたのはたぶん生涯2度目。貴重な体験でした。
もうしばらくの間、水星は見えてるかな。