明石市立天文科学館星の友の会には会員自主活動として「サークル」というものがあります。あるというか、制度が立ち上がる前に先行して一つ作ってしまいました。「遠足部」がそれで、近隣の科学館や天文施設などを中心に、有志で行ってみたいところに行ってみるというサークルです。
3回目となる今回は、伊丹市立こども文化科学館へ行きました。これまで本当に有志だったものを、今回から星の友の会全体に案内して広く募集をする・・・はずだったのですが、原稿が間に合わず、友の会事務局の配慮で天ボラに案内してもらうことはできました。それでもこれまでで最も多い合計12名が参加しました。
伊丹市立こども文化科学館のプラネタリウムは3月2日にリニューアルオープンしました。新しい投影機は「MEGASTAR-ⅡB itami」あのメガスターIIです。メガスターの設置は中型以上の館としては関西発*1、メガスター常設館としては日本最西端。
最先端の光学式プラネタリウムですが、人による生の解説はかわらないとのこと。
春休み期間は、全天映画「銀河鉄道の夜」のショートバージョンを上映しています。前半20分は星空案内となります。
メガスター本体、
ちっちゃくてかわいい!重量48kg。うらやましい人もいるのでは?
本体の南側に惑星投影機、東西に青空などの投影機が並んでいます。投影機のレポートは例によって福田さんのブログを参照のこと。
私が見た、伊丹のメガスターの印象は、「自然」でした。以前に明石で見たときは青っぽい感じだったのですが、今回はずっと自然な星空に思えました。輝星が目立つので星座がよくわかります。
星空案内が一段落したところで「銀河鉄道の夜」に切り替わります。星空案内から銀河鉄道に自然につながった印象。久しぶりに見る「銀河鉄道の夜」。私は「スターリーテイルズ」よりこちらのほうが好きです。
3階では、「KAGAYAデジタルアート展」ということで、「銀河鉄道の夜」を中心に、KAGAYAさん制作の絵画やCG映像が展示されていました。実はここで小さいドームスクリーンに「宇宙一直線」も上映中でした。全天映画2本。ちょっとお得感が。
旧投影機MS-15ATの恒星球
大平さんのアストロライナーの複製
ひょんたんと仲良しブラック星博士
古さを感じさせるISSの模型。NASDAですから・・・・
*1 伊丹以前から設置されているものとしては、奈良市のはぐくみセンター(奈良市保健所・教育総合センター)にMEGASTAR-ZEROが常設されています。
遠足の日程を、リニューアルオープンから1か月近くもたった31日に設定したのにはわけがあります。31日は、「天文キャラクタープラネタリウム」ということで、伊丹市立こども文化科学館の「ひょんたん」、ラフォーレ琵琶湖の「びわっち」それに、明石のシゴセンジャーレッド・ブルーが登場することになっていたのです。
話の筋としては、ブラック星博士(当人はビデオで登場)に操られたひょんたんをシゴセンジャーがクイズで救うという流れで、なのですが、びわっち君の強烈なおやじキャラっぷりにやられてしまいました。「なんかこの後、飲み屋で一杯やってそう」とは遠足参加者の一人の感想。
しかし、ドームの一角に陣取った大きいお友達=遠足部の目立つこと目立つこと(^^)。シゴセンジャークイズアタックをノリよくやってみせる大人の集団ってどうよ(^^; お騒がせしました>伊丹のみなさま。