編集後記


2012年08月05日(日) [長年日記]

岡山後楽園 夜間特別開園「幻想庭園」星空観望会

ここ数年毎年スタッフ参加している岡山後楽園夜間特別開園「幻想庭園」の星空観望会(主催:ライフパーク倉敷科学センター)。今年も32センチを持って参加。

午後6時ごろ到着。昨日と一転して雲がちですが、少し青空ものぞいている状況。

開始頃にある程度青空も広がります。

私はもっぱら土星を狙っていましたが、雲に阻まれる阻まれる・・・晴れるのを待ってすかさず覗いてもらい、隠されれば待つ、を繰り返しました。

こういう場所ですと本当にいろんな人が来ますが、ほとんどが土星など見たこともありません。「これ本当にいま見えてるんですか?」と信じられないという顔をする人も。ドブソニアン(というよりニュートン式)の構造上、どこから覗くのか、見えている星がどちら方向にあるのかは、いつも説明が必要でしたが、ほとんどの人が初めて望遠鏡を覗くにもかかわらず、土星を捉えるのに苦労した人は子供も含めてほとんどいなかったようです。視野の広いアイピースを使ったおかげでしょうか。

最終的に400人以上来場したとのこと。設置から終了まで、ご飯を食べる間もなく大忙しでした。昨日の姫路駅前の観望会といい、こういうところで開催すると当然人は大勢集まります。

「まともに星が見えないようなところでやってどうするんだ?」という声が聞こえてきそうですが、科学館や天文台にわざわざ出かけていく人は多かれ少なかれ何らかの関心を持っている人たちです(たとえデートの場所に選んだとしても^^)。まして空の暗いところにわざわざ出かけていく人は・・・(^^)

月や4惑星、明るい恒星などわかりやすい天体は街中でも見えます。全然関心も何もなかった人にそういう天体を見てもらって喜んでもらって、あわよくば興味を持ってもらってするには、街中で開催するのが一つの方法です。


自分の機材一式。32センチドブソニアン。


搬入前の50センチドブソニアン。C8が本当に小さく見える。


設置風景。開催中は撮影の間もなかったので、これが最後の写真です。


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