編集後記


2012年07月26日(木) [長年日記]

緩和ケア病棟での観望会

仕事を終えて、ある病院へ。年に数度開催している、緩和ケア病棟での観望会です。ものすごく蒸し暑い日。リーダーは開催できるかぎりぎりまで危ぶんだようですが、薄曇りながら月と土星は見えそうです。

機材は、私の8センチフローライトと数台のコルキット・スピカ。私の望遠鏡は事前に持ち込んでおいてもらっていました。他に、金環日食の動画を投影。日食当日は病院でも観望会を開催しています。

コルキットで早速月が見えています。8センチでは土星を。

来場者は患者さん1名、そのご家族2名。前回の観望会で星に興味を持たれたというご家族の方も1名、自分の望遠鏡を持ち込んで来ておられていました。

車椅子での観察はやっぱり厳しい。接眼部を目の高さに持ってくることはできますが、座ったままで体を入れようとすると、架台が邪魔です。ピラーにするか、鏡筒を接眼部側に大きく引き出すか。長年の課題ですが…*1

今回、先に書いたように、前回の観望会に参加されていたご家族の方も見えられていました。初の「リピーター」です。一般の観望会と違い、リピーターを期待する性格の観望会ではありませんが、嬉しいことに違いはありません。

*1 いやちゃんと解決しよう。


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