明石金環日食観測隊の報告会が、今日の午後、明石市生涯学習センターのホールで開催されました。
私は観測隊に参加していないのですが、限界線研究会のメンバーとして見学していました。
内容は、全体の結果報告、参加者の観測報告、そして限界線観測プロジェクトの報告。
観測隊の結果速報については、明石市市立天文科学館の明石金環日食観測隊観測結果(速報)を参照。
参加者の報告の中に、準備から楽しんでいた親子の発表がありました。そうです。準備しているところから楽しいのですよね。
次に川のさざ波を撮影したらリングになっていたという報告。鏡の反射光と同じような原理でしょうか。
しかし、一番驚いたのは、私と同じ、ふじ丸に乗船していたYさんの報告でした。
なんと、金環になった写真を発表されたのです。第二接触直後、つながるかどうかぎりぎりのわずかに欠けた画像。フォトショップで強調すると見事なベイリービーズに縁取られた、つながった金環が。
セレストロンC-8という、ちょっと太陽観測には使わんだろうという大口径鏡で撮影されていたのですが、曇り空の中でこれが奏功したのでしょう。
Yさんは、2004年の金星太陽面通過でも、悪天候で、同じ場所に居合わせた他の人が誰も現象を見られなかったのに、しっかりと太陽面上の金星を撮影しています。まあなんというか…すごい人です。いろいろな意味で(^^;)
本人は別に大したことだと思っていない顔で発表されていたのが、この人らしかったです。