関西から来ると意外に思うのですが、東京は山あり谷ありの町です。渋谷駅から最初の目的地、コスモプラネタリウム渋谷への道も、街中にしてはかなり急な坂道です。渋谷駅は渋谷川の作る谷底にあり・・・というのは先日放送された「ブラタモリ」のテーマですが、同じ場所で同じ説明をふくださんから聞きながら歩いています。
登って行くと、見えました、ドームのあるビル。コスモプラネタリウム渋谷は渋谷区文化総合センター大和田の最上階、12階にあります。
五島プラネタリウム時代のツアイス投影機を見学してエレベーターで12階へ。
1回目は「銀河鉄道の夜」2回目は前半が全天周映像「Are We Alone?」で後半はあの噂に聞く村松さんの星空解説。この両方を見る予定です。ふくださんによれば、以前に比べると受付待ちの行列はかなり余裕な感じとのこと。
ここで、次の、そして今日一番の目的地である、千葉市科学館の込み具合が気になるという話になりました。千葉市科学館はちょうどイベントを開催中で、入場料、プラネの観覧料は無料になっているとのこと。初めてのイベントで来館者数も読めない様子。渋谷で時間を取って千葉のプラネが見られないようでは困ります。そこで、渋谷の1回目の投影を見た後、2名が千葉に先行する事になりました。私も散々迷った末、結局渋谷に残ることにしました。
座席は前半分が回転座席です。かなり余裕のある配置。床面に寝転がっても邪魔じゃない感じ(寝ころがりませんけど)。
「銀河鉄道の夜」は、今まで見た中で最も綺麗で明るい映像でした。設備の違いでこんなに違うのかと思いました。
2回目、「Are We Alone?」は、寝てしまいました(汗)。そして後半の村松さんの解説。本当に楽しそうに話されます。いいなあ、プラネタリウム。やっぱり人がいろいろお話ししてくれるのが、本当のプラネタリウムだなと思いました。
こちらの解説者の方は、かつて五島プラネタリウムにおられた方々とのこと。後日、明石市立天文科学館の井上さんから、五島プラネタリウムの伝説の投影の話を聞きました。いずれもアクシデントなんですが、その時のエピソードが後々語り継がれるというところに、今にまで残る五島プラネタリウムの人気の一端を見た思いがしました。
渋谷の1回目と2回目の投影の間にお昼。近くの店は混んでいてまにあいそうにないので、コンビニで適当に買って文化総合センターの前庭で。いいお天気でよかった。
私はスープご飯を購入。一人に見せると「ええ、だいたい好みはわかってます」えへへ(^^ゞ
渋谷から急いで千葉へ移動。いちいち線路を覚えていない。都心はものすごく深い地下を通り、地上に出るとスカイツリーが姿を見せました。
千葉市科学館は他に福祉センターなど幾つかの施設が入った複合施設「Qiball(きぼーる)」の中にあります。千葉駅から徒歩15分、千葉都市モノレール葭川公園駅から徒歩4分の距離。先発組から「モノレールは絶対乗るべし!」という助言により、モノレールに乗りました。
千葉モノレール、愛称「タウンライナー」は、車両がぶら下がって走る懸垂式です。ホームから見ると、下に何もありません。非常に不思議な感覚です。
走っている間も、もちろん下に何も無いので地上の様子がよく見えます。飛んでいるような感覚です。慣れないと不安かも知れない。高所恐怖症の人は運転席の後ろはお勧めできません。
千葉駅から2駅目で葭川公園駅に到着。
Qiballに到着。ぱっと見科学館ぽく見えませんが、外からガラス越しに巨大なスズメバチの巣がぶら下がっているのが見えます。これがプラネタリウムのドーム。
イベント中で入場は無料。無料入館券をもらってエレベーターで科学館へ。
個々に勤め始めた友人と再会。元気にやっているようでした。
展示室は体験型が多く、いろいろ見て回っても飽きることがありません。
そしてプラネタリウム。解説は例によってこちら(笑)。シートがゆったりしていて、背もたれを倒しても邪魔になりませんし、足も伸ばせます。
見た投影は、生解説で最後まで全部星空案内という内容でした。こういう番組もいいものです。
閉館まで、展示室を見て回ったり、広いミュージアムショップをぶらぶらしたりして過ごしました。
千葉市立郷土博物館にあった投影機。お城のプラネタリウムとして有名だったとのこと。