関勉さんは日本で最も有名なコメットハンターの一人です。1961年の関彗星の発見以来彗星発見6個、周期彗星の再発見28個の実績を持ち、中でも1965年の池谷・関彗星は日本に天文ブームを巻き起こしました。
また、小惑星も223個発見されています。その一つ、小惑星29199番(1991年発見)に、先日、「姫路(Himeji)」と命名されました。この事を記念して、7月11日、姫路科学館で関さんの講演会が開催されました。
しかし、特に意識していなかったのですが、今まで、「姫路」は命名されていなかったのですね。姫路在住で小惑星に名前が付いている人は6人もいるのに。
講演会には近隣の天文関係者の錚々たる顔ぶれが揃いました。ほしとものメンバーも数名参加しています。
会場の隅には、フィンレー彗星の検出に使われた望遠鏡と、「姫路」を発見したフィルム原板が展示されていました。原版を覗いてみました(ルーペを置いて拡大して見えるようにしてありました)が・・・・よくあんなかすかな光点を未発見の小惑星と気がつかれたものです。
冒頭、姫路市より関さんに感謝状贈呈。
続いて講演に入ります。以下携帯でとっていたメモから。
とにかく年齢(1930年生まれ)から想像されるより若々しい方でした。
フィンレー彗星検出に使われた望遠鏡 |
「姫路」発見のフィルム原版 拡大して見えるようルーペを載せてあります。 |
フィルム原版を覗いてみたところ (クリックで拡大) |
拡大写真。よくこんなものを・・・ (クリックで拡大) |
講演される関さん(かなり露出不足) |
捜索を始められた頃 |
えっとなんだっけ(^^; |
芸西天文台 毎晩40キロを車で通われているとか。 |
太陽に接近した池谷・関彗星。なにげにスーパーショット! (クリックで拡大) |