編集後記


2010年06月26日(土) [長年日記]

神戸天文同好会6月例会

今日は部分月食の日、まず明石市立天文科学館へ。この日の観望会は本来なら天ボラ初仕事でした。

しかし、警報まで出る悪天候、とても月食を見れる状況ではなく、館に断りを言って、神戸へ向かいました。

ちょうど神戸天文同好会の例会の日でもあったのです。

日本流星研究会のSさんが出席されていました。

Sさんは、「はやぶさ」地球帰還カプセル回収隊に参加して、ウーメラ砂漠まで「はやぶさ」を迎えに行ってこられた一人です。

カプセルの落下点特定は、(1)カプセルから発信されるビーコンの検出、(2)ビーコンが出ていなかった場合、再突入の光跡観測から落下地点を特定、(3)曇っていて光跡観測も出来なかった場合、再突入時に発生する空振を観測、という3段構えでした。

Sさんは光跡観測を担当。「はやぶさ」の再突入予想コースを挟む2箇所に布陣、もう一箇所、空振を観測する班が予想コースのほぼ直下にいて、そちらにも機材を渡して観測を依頼。

事前準備、現地での通信手段の確保、それに半月に及ぶ長期休暇の手続きなど大変づくめだったとのこと。

なお、その事前準備で、3月にご自宅で機材のテストをしていたら、偶然火球を観測、鈴鹿山脈に隕石が落下したんじゃないか?と言われていました。

月食は、結局、なよろ市立天文台からの薄雲越しの中継を例会の会場から見ることが出来ました。

今回はなんとも濃い内容でした。


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