編集後記


2010年05月04日(火) [長年日記]

日本天文愛好者連絡会、発足の案内

天文同好会サミットで発足が決まったとのこと。私はサミットに出席していないので良く知りませんが・・・ああ、そういえばTwitterに流れてた

サミットは(参加していないのでなんとも言えませんが)天文普及促進の側面が強かったように感じます。私は、最近は人に星を見せることの方が多いのですが、第一には「まず自分が星を見たい」と考える方です*1。また、複数の会に参加しながら、同好会というものにやや距離をおいた見方をしています。

こういう連絡会のような組織についても、「束ねる」「融合」「統合」「みんなで天文普及しよう/すべきだ」なんて発想で来られると反発を感じる*2のですが、星仲間同士、知り合いになろう的なものなら悪くない。

そして、今回の連絡会は、「知り合いになろう」的なものと解釈しています*3ので、期待したいし協力したいとは考えています。

その上で若干の疑問点も。疑問というより、外から見て課題と思うことでしょうか。

始まる前からあれこれ言うものでもないのですが、「連絡事務担当スタッフ」は、なんとなく、初期メンバーがそのまま永久に務めざるを得なくなってしまうんじゃないかという心配があります。PTAや自治会の役員みたいなもので。

それと、参加者の色々なレポートを読むと、天文同好会サミット自体が今回も出席者は関東が中心となってしまったようなので、連絡会を中心としたつながりも関東だけが盛り上がるだけになってしまわないかと思ったりもします。全国に(とくにサミット非参加者に)うまく広げられるのかな。

そう懸念する一つが、来年の天文同好会サミット(名称は変更予定らしい)の開催地がまた東京に決まったとのこと。

サミットの開催は「1回ごとに名のりをあげた方々を実行委員として実行委員会を組織」とのことです。

悪いことではないと思うのですが、おそらく来年の開催は東京の人が手を挙げたのでしょう。すると来年もまた関東以外からの参加は少なく、また関東の人が手を上げて・・・

最悪なのは、次に名乗りをあげる人がいなくて同じ人が引き続き開催を担当してしまうこと。なにせ、こういうのを開催するのは大変ですから。私にしても、では引き受けられるかというと、会場の手配の段階から荷が重すぎます。

関東関西というつもりはないけれども、関西でもサミットみたいな集まりを開催できればいいなあと考えています。もちろん、いろんな人と広く交流しましょう的なもの*4。グランドフィナーレの観望会であれだけ様々な人がいることがわかったのだし。

サミットの直後に私がTwitterでつぶやいていたことはTwilogにあります。

*1 というか、「自分が見るより人に見せたい」なんていう人は信用していない

*2 なので「兵庫県天文協会」を作ろうという動きがあっても従う気はありません。

*3 「core」とか「hub」とかいう用語がかえってわかりにくい気がしますが

*4 ということは最重要プログラムは懇親会?


プロフィール

星を見る、本を読む、そこらを歩いてまわる・・・→詳しく

注目リンク

バックナンバー