編集後記


2009年06月27日(土) [長年日記]

ほしともキッズ「日食博士になろう」

明石市立天文科学館星の友の会のジュニア部門「ほしとも☆キッズ135」の勉強会。今回は7月22日の日食に備えた内容です。担当は自分。

事前申し込み制で定員を設けていましたが、一週間前には早くも定員オーバー。お断りした人が定員とほぼ同数出るという人気ぶりでした。日食への期待が相当に高いようです。明石ではもちろん皆既にはなりませんが、8割は欠けるので、部分食としても面白いでしょう。皆既を見に行けるなら、それに越したことはありませんが。お断りした人には改めて当日の資料を配布するとのことです。

まず日食の仕組みを展示室の三球儀で勉強、続いて、オーストラリア日食のビデオ、ピンホール太陽観測器の工作、最後に、太陽を観察する時の注意と安全な観察方法という内容を考えました。

一番時間がかかりそうに見える工作は、実はかなり簡単。梅雨時なので外での観察ができない可能性が高いし、時間が余るんじゃないかと考えていました。しかし、実際には、時間一杯に使うことができました。

観察時の注意では、ビデオカメラとテレビなどのリモコンを使って簡単な実験をやってみました。

デジタルビデオカメラは赤外線を受け取ることができます。これで、太陽を減光しそうないろいろなもの、普通のサングラスや黒く塗った透明プラスチックやごみ袋などを通してリモコンを光らせ、赤外線が通過することを見せてみました。太陽観察に安全かどうかの検証には全然ならないと思いますが、可視光は減光しても赤外線まで減光されるとは限らない、というデモンストレーションにはなったかも。もっとも、下敷きとススガラスというかつての「定番」を用意できなかったのですが。

天気もどうやら雨にはならず。始まるときには雲が広がっていたのですが、終了間際になって太陽が現れ、作った観察器で実際に観察することができました。

天体観望会

テーマは「月」+7月22日の日食。前半のプラネタリウムでの解説で、7月22日日食と観察方法についてのお話。あともう1ヶ月ありません。

そして観望の方は、おぼろ月が時々見えるという程度の天気でした。それでも150人のお客さんです。4階日時計広場に一応望遠鏡は出しましたが、16階には上がらず、もっぱら4階にとどまっていました。操作できる若いもん(笑)もいるので、今回は4階の準備と片付けを手伝って、あとは広場をうろうろ。


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