編集後記


2008年07月31日(木) [長年日記]

短時間で激流

都賀川の事故のことです。

神戸の川は、短くて小さいけれども、過去には何度も大水害を引き起こしています*1。今回の豪雨も、比較的直前まで雨など想像も出来ない炎天下ではあったのですが*2、もう少し早く、用心した行動をとられていればと悔やまれます。

しかし、こういう事故の報に接して、後から「川の怖さがわかっていない」などと批判するのは簡単だし、たぶん誰にでもできます(私も↑こんな風に書いた)。

でも、もしも、「おれは川の怖さがわかってたんだぜ」というのなら、その知識を、他の人たちに伝えられていない、共有できていないということに忸怩たる気持ちを抱くべきでしょう。人の不幸に乗って「わかってる人」の優越感に浸るのだけは避けたいものです。

せめて、この不幸な事故が後々の教訓となることを願っています。

*1 もっとも、そうなったのは、土地を確保するためにもともと広い川幅を狭めてしまった過去の都市開発のせいだそうですが。

*2 現場と私のいた場所は数十キロ離れていましたから、天気の変化の状態については何とも言えませんが


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