YouTubeから貼り付けたもの(記事の後ろの方にあります)と比べると、画質はeveVioの方がいいようです。
まったく同じ映像ではなく、YouTubeに投稿したものは最初の何分かをカットしたもの、eyeVioはノーカットです。
倉敷科学センターで。「熱気球 世界の空を行く」というテーマで、熱気球パイロット宮田浩樹さんが講師でした。
前半、熱気球のメカニズムや各地へ出かけた時のお話を聞き、後半、外へ出て実物を見せてもらいました。
天気が良ければ実際に気球を膨らませてみる予定でしたが、風があるために断念。地面に広げてお話を聞きました。
競技用で一人乗り。無理すれば二人は乗れるそうですが、立ったまま、ぎゅう詰めですね。材料には籐が使われています。もっと新しい素材を使わないのかという質問がありましたが、籐製の籠はやわらかく変形し、着陸時の衝撃を吸収してくれて都合がいいとのこと。
ゴンドラの中。ボンベはプロパンガス。4本積んでいますが、1本を30分で使い切り、合計2時間分とのこと。
ゴンドラに取り付けられた計器類。無線機やGPSなどが張り付けてあります。他に高度計があります。大きなスペースが空いていますが、PCを載せることもあるそうです。
バーナー。これで空気を熱して膨張させ、その浮力で飛行します。コイル状の部分で液体プロパン加熱し、一気に気化させて爆発的に燃焼させます。出力は家庭用コンロの1000倍。実際に噴射されましたが、すさまじい炎があがります。
気球の「本体」、「球皮」と呼ばれます。空気で膨らませることができれば形は何でもいいそうで、前半のスライドでも、ドラえもんとかタコとか(明石のタコバルーンか?)、いろいろ楽しい形の気球が紹介されていました。なお、これは気球の一番上の部分から見ています。
熱気球は風任せですが、高度により風の向きが異なったりするので、高度を上げ下げして、行きたい方角へ吹く風をうまく捕まえるとのこと。狙い通りの高度に行けるかどうかがパイロットの腕だそうです。
外気温に対して球皮内の温度が高いほど浮力が増すのですが、球皮の耐熱性などとの兼ね合いで限界はあります。外気温が高くなると、その分限界の温度との余裕が少なくなり、持ち上げられる重量が小さくなるので重量を軽減しないといけません。一番手っ取り早いのは搭乗人数を減らすこと。イベントで人を乗せたりする場合でも、気温が高いと一度に乗せられる人数が減ったりするようです。