編集後記


2007年11月23日(金) [長年日記]

KOBE帆船フェスタ2007 1日目

23日から25日まで、KOBE帆船フェスタ2007が開催されています。日本丸と海王丸が入港し、23日午後には、両船同時にセイルドリルを公開します。そのセイルドリルを見に行ってきました。


神戸港の第一突堤。なんとなく私にもなじみの場所になってきたみたいです。

日本丸海王丸

日本丸と海王丸は、今日の午前中に入港したばかりです。すでに黒山の人だかりです。

突堤に着いてみて気がつく。逆光だ。写真はもちろんですが、見るにもちょっと困ります。なので南寄りの位置から見ることにしました。両船は北に舳先を向けているので、後ろから見ることになりますが、帆の裏側を見ることになるので、今日のような場合はかえっていいでしょう。

帆を張る海王丸
帆を張る海王丸

突堤には解説の音声がずっと流れています。それを参考に注意深く見ていると、甲板を掛け声とともにロープを引っ張って実習生が走ると、帆が一枚、するすると広がっていきます。周囲から「綱引きみたい」と。

総帆を張り上げた海王丸
海王丸、展帆完了。

同じく日本丸
こちらは日本丸。

考えてみたら、帆を張った大型帆船は始めて見ます。帆走中のところを見てみたい。


帆をはったら、今度は畳む作業です。そのまえに休憩を取るとのことなので、それまでちょっとうろうろしてみました。といっても第一突堤に何があるわけでもありません。フリーマーケットやなぜかバイクが置いてあったり。

「国際屋台」と称して、各国の料理を売るテントがありました。スリランカ料理の店に惹かれてゴタンバを1個買ってみました。ジャガイモを詰めた大きな焼き春巻き(ジャガイモだったのかな)というような感じで、面白い味でした。

ふと、第一突堤から南西を見ると、灰色の船が停泊しています。実は来たときにも気が付いていたのですが。

自衛艦

なんでしょうね。艦尾に艦名が記されているのですが、私のカメラではズームしても判別できません。

「艦型から見てワレンシュタインと思われ・・・」やめよう、お里が知れる。


エアドーム
子供づれも多く来ていましたが、あまり小さい子は、すぐに飽きてしまって、ぐずったり走り回ったりしています。だからかどうか、こういうものがありました。


いよいよ畳帆です。やはり甲板を実習生が掛け声とともにロープを引いて走ります。まず各マストのコース(一番下の帆)を畳んで視界を確保し、それから、各マストの一番上から順に畳んでいきます。

畳まれ方は帆によって異なります。各マストにそれぞれ6本あるヤードのうち、3本はヤードを下のヤードの位置まで下ろすことによって畳みます。実況解説では非常時にすぐに帆を畳めるようにするための構造だそうですが、ちょっとよく聞き取れませんでした。

さて・・・畳んだ帆はヤードにくくりつけます。ということで、実習生が一斉に登檣します。

日本丸。登檣

さらに上へ

ヤードの上

ヤード上では命綱をつけていますが、登るときはつけていないとのこと。

うーん、私には登れないな・・・・

明日は海王丸の一般公開、明後日は日本丸の一般公開です。また、両船とも夜は21時までイルミネーションをともしているそうです。メリケンパーク側から見てもきれいかもしれません。

インカ・マヤ・アステカ展

セイルドリルを見た帰り道、居留地を抜けて三宮に抜けることにしました。途中、神戸市立博物館があります。ここで「インカ・マヤ・アステカ展」をやっています。もう時間があまりないのでまたの機会にと思ったら、今日は19時まで開館しているとのこと。それなら、というわけで、見てきました。

(当然、撮影はしていませんので、写真はありません。文章だけ、しかも長文ですので、その気がある人だけお付き合いください)

実物の遺物が土器や装身具、石碑などを中心に展示されています。マヤ・アステカは、実はそんなに好きな文明ではありません。あの独特の絵柄と文字、それに生贄のイメージ。それが展示を見て覆ったのならいいんですが、逆に強くなってしまいました。嫌いというより、合わないという感じです。

しかし、いずれも本当に精巧な作りです。

マヤとアステカと言えば生贄の儀式がよく知られています。これは彼らの創造神話に理由があります。この世は神々の自己犠牲によって創造された、だから人間も、この世界を動かすため、最も大切なもの―命―を捧げなければならない、と考えたのでした。実は、生贄だけでなく、王も自らの体を傷つけて血を流し、神にささげる儀式を行っていて、道具も展示されていました。意味もなく残虐だったわけではないのですが。なお、血だけが神にささげられたのではありません。神によってささげるものは違います。たとえば頭部だけの小さな像がありましたが、良く見ると、口をあけた中にまた口があります。実は、これ、生贄の頭の皮をはいで、その皮を神官がかぶった姿・・・

「インカ・マヤ・アステカ展」はNHKが盛んに宣伝しています。その中でかならず出てくる「ワシの戦士像」もありました。「あったあった、テレビとおんなじだ」と思わず納得する自分←いいのか、そんな、情報を確認しに来てるような態度で。

この「ワシの戦士像」と向き合わせにある像があります。こちらのページで「ワシの戦士像」とならんで写真が載っています。頭にあいたたくさんの小さな穴には本物の人の髪の毛を植えていたそうです。浮き出たろっ骨、これは朽ちる肉体を表わしています。そしてその下に、内臓が、びろーんと(ははは^^;;)。実は、これ、死の神の像なんですが、うーん。

やっとインカ文明です。世界遺産人気No.1のマチュピチュの立体模型がどんと置いてあります。これを見ると、マチュピチュが本当に高山の尾根の上にあり、しかも段々畑が広がる「天空田園都市」であるということがよくわかります。一方、インカは山岳国家のイメージがなくもないのですが、海岸にも支配が広がっており、海から山頂までの様々な環境を生かした国でした。ただ、国といっても面で支配したのではなく、都市などの「点」を、インカ道でつないで支配していました。

インカと言えば金です(そうか?)。金の冠や耳飾りなども展示にあります。インカの王族はこんなのかぶってたんでしょうかね。インカの黄金製品は、スペインがほとんど奪ってしまい、ほとんど残っていないとのこと 。残念な話です。

展示の最後に、いきなり、例の「父と子のミイラ」(こちらのページ参照)が目に飛び込んできました。アンデス地域では古くから死者をミイラとする習慣があったのです。父と子のミイラは、調査では、最初子供が先に死に、別の位置に埋葬されていたが、父が死んだ時、掘り出されて一緒に埋葬しなおされた、と考えられています。この他、犬のミイラもありました。死後も食べるのに困らないよう、食べ物なども埋葬されていたそうです。

これらのミイラは、エジプトとは違い、加工したものではなく、自然乾燥でミイラ化したものです。しかし、一部、中に供物を詰め込んだりしたミイラもあるとのこと。生贄かというと、どうも特別な地位にあった人らしいとのことです。


展示室を出たところにショップがありました。いつも図録を買うことにしています。インカ・マヤ・アステカ展の図録は2300円、高っ・・・買いましたけど。


こういう所へ来ると、だいたい何か買いたくなってくるもので、インカコーラなんかもいいかと思ったのですが、ちょっと手を出しませんでした。

なんと、マヤの「ヒスイの仮面」(こちらのページに写真が)をあしらったTシャツがあります。これ、着てて怖くないですか? 「夜光塗料使用、暗い所で光ります」・・・うぅ、なに考えてんだか・・・星見にこんなTシャツ着て行って(もちろん夏にですが)、暗い所で光られた日には(^^;;

ところが、その場を離れようとしたら、若い人が、「お、Tシャツ、おお、カッコええやん」・・・うぅ、近頃の若いもんの趣味はわからん(^^;;

気を取り直して、その先の棚に行きました。そこには、さっきのミイラのフィギュアがありました。何考えてんだか(2回目)・・・その先に行くとキーホルダーがおいてあります。そこには変形頭蓋骨のキーホルダー、何考えてんだか(3回目)

なお、ことさら変なものばかり取り上げましたが、他は面白そうな商品ばかりなので(アルパカの毛皮の帽子とか。手触りよかったです)、覗いて見られることをお勧めします。


博物駅まで向かう帰り道に、セイルドリルもマヤアステカインカも吹き飛ぶような事があってどっと疲れが出てしまいました(知りたい人は直接聞いてください)。無事に帰りついて何より。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
ふくだ (2007年11月24日(土) 02:08)

帆船お疲れさまでした。私も見に行ったので、どこかですれ違っていたかもしれませんね。<br>灰色の船は↓これみたいです。神戸で潜水艦をつくっている関係か、たびたび姿を見せているとのこと。<br>http://www.mod.go.jp/msdf/bata/gallery/ships/as/chiyoda/405.html<br>マヤ・アステカ・インカのマチュピチュの模型は圧巻ですね。あれのミニチュアがあったら買っていたかもです。

(ふ) (2007年11月24日(土) 08:55)

やっぱり行かれてたんですね。初めて帆をはった姿を見ましたが、やっばり帆船は帆をはった姿が一番です。<br>で、あれは「ちよだ」でしたか。たしかに潜水艦作っているところですしね。


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