明石市立天文科学館星の友の会、略して「ほしとも」の例会でした。
夏休み、石垣島に行った人の報告、北海道に行った人の報告、北海道に行った人の報告編集ミスではなく、2組いた。石垣島はまだ薄明が残っているのに天の川が見え始めるという澄み切った空、北海道はとにかく移動距離がものすごい。そして沈まぬ北斗七星。ひしゃくがひしゃくの用をなしていない。
発表の次はビンゴ大会。ふくちんさんのISAS土産がどっさりとあったのですが、例によって私は外しました。半分以上穴があいているのに3つぐらいリーチしているのに、なぜか最後の一穴が開かないのです。私の生き方を見事に当てているかもしれない。
次はカルタ大会。その前の週に、子供たちが集まって作ったものです。普通のカルタとはちょっと進め方が違います。絵柄は惑星なのでそれだけの枚数しかありません。惑星の名前を読み上げると、その星の札をとるのですが、取った枚数だけ記録して札は戻します。札は大判で床に置き、読み上げられるとみな一斉に飛びつきます。私は大人ぶって参加しませんでしたが、あれは子供の方が強いと思う。
最後に天文科学館の展示を見て回り、意見を書くことになりました。これから予定されているリニューアルに向けてのことです。具体的に「あんなの欲しい」というのを2,3書きましたが、ありがちなオブジェみたいな展示はいらないし、といって、今でも各地にある、これからも増えそうなデジタルな展示もどうかと思います。例えば天体の運動は、CGで見せるより、たとえば三球儀(これは今もある)や昔あった十球儀のような、機械仕掛けで手動で動かせる模型の方が理解がよいと思うのですが、どうでしょうか。
デジタルプラネにいま一つ面白みがわかないのも同じで、そりゃコンピュータ使えば何でもありでしょ、見せたい側の都合のいいように、それこそ嘘八百でも描けるでしょ、というイメージが抜けないのです。機械仕掛けで、モーターと歯車の組み合わせで、ほら天体の動きがこんなに表現できるんだ、という方が、天体の運動の法則というものを感じられて、ずっと面白いと思うのですよね。法則なんてムズかしい話はどうでもいい、頭上に光の点々がいっぱいありさえしたらそれでロマンチックだからいいんだ、という人にはどうでもいいでしょうが。
同様の理由で、PCの天文ソフトより星座早見の方が、実は好きです。
ここで、明日からのはずの特別展をフライングで見てしまいました(^^)
デジタルプラネについてのご意見、深く同意します。何でもコンピュータ上で再現出来る、と決め込んでアナログのメカニカルなものを排除するのでは、一般の見学者に対して説明するべき自然の法則を却ってブラックボックスにしまい込むことになり、それでは自然の法則を解説する科学館の役割を捨てた展示になってしまう、と私も思いますね。
まさにそういうことです。もちろん機械仕掛けにしたからといって法則の中身までわかるわけではないですが、機械仕掛けで表現できる=そこに何か決まりごとがあると認識できるのが大事だと思うんですよね。