編集後記


2007年05月19日(土) [長年日記]

愛知の立てこもり事件に見るテレビの反応

あるニュースの解説者氏、負傷した警官の救出まで5時間かかった上、救出時に別の警官が射殺されてしまったことについて、近くまで装甲車を突入させればよかったとの発言。しかしテレビで流れた現場の空撮を見ると、警官が倒れていたのは敷地の奧で、道路からそこまでの通路もせまく、車が速やかに侵入できそうには見えない。解説者氏は何を見て装甲車で突入可能と判断したのか。もちろん、もっと早く救出できれば良かったのだけれども。

別のニュースの出演者は「結局犯人は自分から出てきたんでしょ」と。でもその直前に流された投降時のやりとりを見ると、どうやら説得の結果のようだ*1

今回の事件は警察側に多くの課題を残したと思う。しかし、自分達の報道内容もきちんと見ていないと疑わせるような微妙な強硬発言には不審を抱いた。穏健派みたいな顔をして穏やかな話し方をしているだけになおさら。

犯人と警察部隊が凄絶な銃撃戦をやらかしてくれれば喜ぶ人も多いんだろうね。でも現実は映画じゃないので。

ただ、最初の解説者氏が、警察官に危害を加えた場合は罪を重くすべきだと主張したのには賛成します。

*1 なお、同じ番組の別の出演者は、立てこもり事件のコメントを求められているのになぜか児童虐待についての意見を述べていた。もしかして台本を読み間違えた?(^^)

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TrackBack (2007年05月20日(日) 14:19)

http://www.ex21.org.uk/hagiyahonpo/2007/05/post_13.html<br>はぎ家本舗               (株)ミクロパウダーシナジー長野営業所<br>立てこもり<br> 愛知県、長久手の人質立てこもり事件警察の方が負傷し、救助に向かった方が殉職さ....

TrackBack (2007年05月20日(日) 16:02)

http://hnsk.hakblo.info/2007/05/post_366.html<br>めんたいにっき<br>立てこもり<br>愛知の立てこもり事件に見るテレビの反応愛知の立てこもり事件に見るテレビの反応. ...


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