編集後記


2002年12月25日(水) [長年日記]

考えていたこと

私の大学時代に読んだ「銀河英雄伝説」という物語では、「魔のサルガッソー宙域」とそれを抜ける「イゼルローン回廊」「フェザーン回廊」など、何もない宇宙空間に地形を設定することで、戦略、戦術を論じる余地ができたそうです。

しかし、この舞台設定を、よりもっともらしいものに仕立てる方法が実はあります。

この図は太陽系近傍13.1光年の範囲の恒星の配置を表しています。中心にあるのが我々の太陽。右上方にエリダヌス座イプシロン星。太陽に似た星で、以前から地球外生命探査の侯補として注目されていた有名な星です。最近、本当に木星クラスの惑星が太陽系における木星と似かよった位置に発見され、ますます注目度が上がっています。

太陽とエリダヌス座イプシロン星の間には茫漠たる何もない空間、でも、この図を見ると、太陽を中心とした勢力とエリダヌス座イプシロン星を中心とした勢力が「シリウス回廊」を挟んで接しているという舞台設定が簡単に思い浮かびますね*1

*1 すくなくとも私は

これくらいのスケールで見ると、恒星の分布がそのまま「地形」になるんですよね。

インペリウム

実はすでにこういう設定を利用した物語があります。といってもゲームですが*1。「インペリウム」というボードゲームです。

*1 コンピュ−タゲ−ムではありません。

別に戦争やらんでも

シリウスは交通の要衝として栄えるかもしれません。シリウスに惑星があるとは考えにくいのでスペ−スコロニ−を作って、そこに貿易国家が成立して。。。。なんてね。

問題は、直接イプシロン星へ渡ってしまえそうにも思えることです。そこは航続距離とか航法に制約を設けて、ほとんど隣の星づたいにしか移動できないということにすればいいでしょう。前述のゲームではそのようになっています。

川口浩藤岡弘探険隊

始まりました。おお〜、なつかしいBGMが〜

藤岡弘探検隊(2)

よかった。

わざとらしく薪拾いを指示された隊員が、すぐ目と鼻の先でヘビに襲われるとか、なぜか転覆する予定のボートだけ救命胴衣つけてるとか、もう雰囲気充分でした。底なし沼に落ちるのも健在。またやって欲しい。


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