神戸大学病院で年に数回実施されている、明石市立天文科学館の移動プラネタリウムを使った緩和ケアサロン。スタッフとして参加しました。私自身の参加は2回目になります。
今回は、午前は小児科、午後が成人対象となります。星の友の会からのプラネタリウムスタッフは午前午後に3人ずつにわかれ、私は午後の担当となりました。
会場ではプラネタリウムだけでなく、ゆっくりお茶を飲んだり、七夕を控えているので短冊にお願い事を書いたり。スタッフは医師や看護師さんを中心に大勢おられて、病室への送り迎えや、会場で患者さんやご家族に寄り添ったり。私たちはプラネタリウムドームの送風管理や入口の出入り対応、ドーム内での案内などを受け持ちました。
ドームの外にいても、街灯りを消した瞬間はすぐにわかります。解説の井上さんは、灯りを消す前に歓声や拍手の練習をするのが定番。でも、本当に灯りを消した途端に上がる歓声と拍手は全然演技じゃありません。
小さいながら、天文科学館のツァイスを軽く超える星数を誇る移動プラネタリウムの星空は見事で。それに今回は新兵器も登場しました。「ホームスターearth theater」。なんと家庭用のハイブリッド投影機(光学投影機、デジタル投影機併用)です。これをオーロラ投影機に使うという贅沢。
患者さんは、歩ける人もいれば、車いす、ストレッチャーの人と様々なのは、聖マリア病院の観望会と事情は同じです。歩ける人のために椅子も用意。ドーム内は結構手狭になります。でもひしめき合いながら一緒に星を楽しむのも楽しいものです。
午前午後あわせて4回の投影。解説は全部井上さんでしたから楽しい投影だったことはまちがいありません。病気と戦う患者さんたちに少しは癒しになったでしょうか。