帰省してきた兄弟家族一同と生野銀山へ。
本当はその手前の農業公園に行く予定だったのですが、臨時駐車場もそこからのシャトルバス乗り場も結構な混みようだったので、断念して目的地を変更したのでした。
車に戻った途端に激しい雨が降ってきたので、かなり正しい判断だったかも。
生野銀山はもう何十年かぶり。1200年以上の歴史を持ちますが1973年に閉山。坑道は総延長350km以上に及びます。そのうち、金香瀬坑に約1kmの観光坑道が掘られ、入ってすぐの辺りには江戸時代までの旧坑道が、奥には明治以降の近代坑道が、当時のままに公開されています。
「いま地震が来たら怖いねぇ」とか言いながら坑内へ。当時の作業の様子を再現した人形などを見ていきながら奥へ奥へ。
江戸時代までの間、よく手作業でこんなものを掘ったものだなぁと感心。たださすがに坑道は狭く、人一人が這いつくばりながらやっと進めるような大きさ。明治以降になると機械化も進み掘削技術も格段に進歩します。
江戸時代の採掘の様子を再現する人形
こちらは現代。
機械化されただけでなく、採掘方法も進歩して、安全かつ大規模に採掘できるようになったようです。
鉱脈
観光坑道は総延長1キロ。山の相当奥まで入りこみます。
坑道内に、日本酒とワインを貯蔵している場所がありました。
観光坑道内は年間を通して気温13度と安定しているので、お酒を寝かせるには確かによさそうです。日本酒もワインも販売しているとのことですが、土産物屋には立ち寄らなかったので購入できませんでした。ちょっと残念と思ったのですが、このお店は姫路市内にあり、もちろん店でも販売しているようす。一度行かねば。