編集後記


2011年02月22日(火) [長年日記]

「星なかまの集い~天文楽サミット~」(2月19日~20日)

いつもなら「記録」として当日の日付で書くのですが、今回はあえて書いた日の日付そのままで。

終わった終わった。9月末の最初のミーティングから4ヶ月半、ついに本番が終わりました。

いやまだ私たち実行委員の仕事は終わっていません。後援者へのお礼状(と言ってもメールですが)、報告書作成(集録はあるので、これに当日の開催状況などをつける)と各方面への送付、集合写真やスナップ写真の処理などなど。

この種の会合で開催側にまわるのは初めて、にもかかわらずいきなり委員長です。慣れない仕事に不手際の数々。でも委員がみんな優秀な人達でずいぶん助けられました。

もちろん、当日はそれなりにたっぷりと楽しみました。

アクアマリンのコンサートの時は、ずっと受付付近にいたのでろくに見ていません。でも音は外にがんがん聞こえていました。リハーサルも、別に立ち会っていないけどその辺にいたし(^^)v

阪本成一先生、ほんと話がうまいです。「はやぶさは一日にして成らず」というタイトル、「さきがけ」「すいせい」に始まる宇宙研の探査機と、それらの積み重ねの上に「はやぶさ」があるという事を楽しく話されました。「はやぶさ」の旅については「はやぶさ君の冒険」を元にしたスライドで。

夕食の後の自由時間には「なゆた」による観望会。テラスで小型望遠鏡を受け持ち。雲が多かったのですが、M42などを観望。阪本先生はオリオン大星雲を初めて望遠鏡で見られたとのこと。

そして、交流会にはいります。「星なかまの集い」で最も重要なイベント。交流会重視は1990年代の「天文アマチュアの集い」をモデルにしているから(さすがに今回は交流会から始めていませんが)。

2日目に口頭発表やパネル展示をすべて持ってきているのですが、さすがに時間が足りず、発表のうち、同好会の紹介などは交流会に持ってきました。結構これが目一杯時間をとって、交流会を時間延長。

終わった後もそのまま2次会、さらに隣のロビーに場所を変えて3次会と、終わりません。私はさすがに脱落。最後まで残った人によると4時ぐらいまで続いたようです。

2日目は、朝からびっしりと口頭発表が続きます。閉会予定時間は15時で、それより遅らせるわけにいかず、結構タイトなスケジュールです。大丈夫か(参加者が)。

ところが、発表を募集していた段階から期待していたのですが、とても面白い発表ばかりで、退屈しません。昨晩遅くまで飲み明かしていた参加者の方々も、疲れた様子もなく、食い入るように話を聞いています。

発表内容は、ベテランの惑星観測から高校天文部の研究、それに普及活動や光害観測まで多岐にわたりました。様々な分野・テーマが同じ場で一緒に発表されることで、多くの人に刺激になったのではないかと思います。

今回、発表者の方から発表内容をサマリーとして事前に提出していただきました。おかげで、かなりしっかりした集録を配ることができました。
画像の説明

このサマリーは、Webでも公開しています。→発表一覧

大変でしたが(私より他の人が^^;)、まず成功した会になったと思います。募集開始から12時間で定員に達したあの前評判に十分応えられたかな。


プロフィール

星を見る、本を読む、そこらを歩いてまわる・・・→詳しく

注目リンク

バックナンバー