岡山後楽園では今、「幻想庭園」と題して夜間公開が行われています。公園の随所がライトアップされ、様々なイベントが催されています。
その中のイベントの一つとして、昨年に引き続き今年も星空観望会が企画されました。それが今日。昨年同様、ドブソニアンを持って参加しました。
準備中の風景
土井隆雄さんサイン入り
主な観望対象は金星と土星、夏の大三角。
金星が輝き始めたので、予定よりも早く開始。最初全ての望遠鏡が一斉に金星に向けられます。私もまずは金星を狙い、土星が現われると土星に切り替えました。
金星を土星だと思う人が続出しました。土星に向けた望遠鏡が、ほぼ同じ方向を向いてましたし、金星は明るく目立つので無理もありません。土星も本当は明るいので肉眼でよく見えるはずなのですが、さすがに低くなって薄雲に紛れていました。
それでも望遠鏡では、観望会終了直前までよく見えていました。他の望遠鏡が別の対象に移る中、見えなくなるまで土星を狙い続けました。
土星は環というよりは団子一個だけの串団子にしか見えないのですが、それでもほとんどの人が一目で土星とわかってくれました。やっぱり人気の天体です。
土星のすぐそばには火星もいましたが、誰も注目せず(^^;)
金星土星の反対側には夏の大三角。街明かりがなければ、昨夜一番話題をさらったのは土星でも金星でもなく、大三角を中心に流れる雄大な天の川だったはず。最近、イルミネーションで天の川を演出してみたり、天の川に光る玉を流して天の川だと喜ぶイベントがありますが、街明かりがなければ本物が見えるのに、もったいないというか、複雑な気持ちです。
土星が沈んでからの残り10分は、アルビレオに向けました。
実は意外に導入に手間取るのですが、毎回同じ星の並びに迷いこむので、導入時の自分のくせがあるのでしょうね。