式典は開館前の8:50から、プラネタリウムドームの中で開催されました。明石市市長、市議会議員、近隣住民の代表、行政関係、天文業界、そして星の友の会から募られた参加希望者が列席しました。
まず子午線標識設置100年、天文科学館50年を振り返る映像が映されます。
続いて市長と市議会議長の挨拶、そして地元小学校の児童代表が加わってセレモニースイッチをオン。ドームいっぱいに星が飛び出し、リニューアルオープンを祝う映像が表示されました。
式典の後、展示を見てまわります。
そこかしこにテレビカメラがいて、いろんな人にインタビューをしていました。
展示物は一応ボランティア研修会の際に見ているわけですが、それ以降に手が入った部分もあり、もちろん完成形を見るのは初めて。
とりいそぎ、紹介します。なお、以下の写真は、実際にはボランティア研修の際に撮ったものが多いです。
太陽系儀
昔あった展示の復活です。手回しです。外惑星がいかに公転に時間がかかるか身を持って理解できます。
隕石関係の展示
隕石関係の展示の奥には、新たに宇宙開発関係のコーナーができています。
昨年3月、若田飛行士と共にISSに行った世界天文年旗が飾ってありました。
壁面には衛星・探査機などの模型が展示しています。
イーグル月着陸船。飛行士を撮ったカメラも再現。(意外に、これを再現した模型はなかったらしい)
写真撮り忘れたけど、ISSの模型にはHTV一基、ソユーズ2基、プログレス1基がついています。デクスターも再現されています。
そして明石市のジオラマ。これもありがちですが、いろいろこだわりが。航空写真を元に、場所によっては現地調査も行ったとのこと。
赤色LEDで135度子午線が浮かび上がっています。それにそって、子午線標識が配置されています。ただ、なかには子午線上に正しく乗っていない標識もあります。
これ、実は、乗ってなくて正しいんです。
2号線上の標識
天文科学館の案内看板になってますが、れっきとした子午線標識です。
今は北側の覆いを外して内部の標識が見られるようにしていますが、ジオラマでもそのように再現されています。
たこフェリー。これはのりたい号
なんでのりたい号だとわかるかというと・・・・・・
ほら
山陽電鉄を電車が走っています。これは実はあのラッピング特急です。
ただ、そこまで近づいて見られないので、真偽の程(?)を確かめられません。
隠れた目玉展示。プリンキピア第二版、天文対話初版(イタリア語版、ラテン語版) いずれも実物。県内に所蔵されている方がおられ、借りてきて展示しているものです。
特別展示室が復活しました。
現在は、「時の展覧会2010」として、大正時代に開催された「時の展覧会」を再現する展示が行われています。
銀河系儀。ボタンを押すと二つに別れて断面が現れます。
4階はキッズコーナー。中央にボールプールがあります。
惑星がボール扱いされてますが何か。
ぐるぐる見て回っているうちに、一回目の投影まであと5分と気がつきました。あわててドームに戻ります。すでにいつもの顔ぶれが席に並んでおり、その中に混じって座りました。
解説者はたーさん、投影が始まると、見慣れた星空が広がります。いややはりオーバーホール後ということで、星がより明るく。特に月は見違えるほど綺麗になりました。
これに加えて、新しいプロジェクタによるドームいっぱいの迫力ある映像など、楽しませていただきました。日本最古のプラネタリウム、最古は最古なりに、いつまでもがんばって欲しいものです。
投影終了後、再び展示場に戻ると、星の友の会のオレンジのベストを着た展示ボランティアの人たちがそこかしこでがんばっていました。