12日、13日は明石市立天文科学館星の友の会(ほしとも)で年だいたい2回程度開催している野外天体観測会を西はりま天文台で開催しました。
これまでの反省を踏まえて、現地集合現地解散、行き帰りのバス代を抑えるなどした結果、参加費がかなり抑えられました。場所も人気の高い西はりま天文台です。定員40名のところ、45名があつまりました。
実際には、インフルエンザや風邪などで直前に参加を取りやめた人が多く、40名弱の人数になりましたが、初参加の人も増えて今までとはちがった顔ぶれが揃いました。
車に望遠鏡を積み込んで現地へ。道中、かなり本格的に雨が降り出します。天文台についてもぐずぐずと雨模様です。
でも、夕食の最中、外に様子を見に行った人から「星が見えている」と報告が。出てみると、南の方に雲が残っている他は良く晴れています。
防寒の身支度をして天文台の観望会へ。なゆた望遠鏡を覗くのは鏡が綺麗になってからは初めてです。
木星、うーん、シーイングが悪い。
カペラ、確かに黄色い。
M42中心部。これは素晴らしい。
観望会の後はそのままファミリードームへ。自分の望遠鏡も明るいうちに持ち込んであります。
人に見せる前提で、いくつかえらんでみせていましたが、ひとつだけ。NGC2024「燃える木」も見てもらいました。
「燃える木」を見るには今ひとつ条件は悪いのですが、丁寧に説明すると見えた様子。
でもこれは写真を見せて「これが今見えている」というのがよかったかも。
ふたご座流星群は極大直前ですが、よく飛んでいました。私も何個か流れるのを目撃。良い空でした。寒さもあまり感じませんでした。
夢空間はしまやは、明治2年創業の現役の呉服屋さん「はしまや呉服店」の米蔵を改装した建物です。
ゲスト講師はJAXA宇宙科学研究本部の阪本成一さん。
テーマは「宇宙(そと)に出てはじめてわかる地球(うち)のこと」。
日本の惑星探査の話からはじまり、他の惑星を調べる意義へと話が及び、他の惑星を調べることは、結局のところ地球について知ること、とと、とても熱を入れて語られました。
阪本先生のPCには山のように講演資料が詰まっています。本当に話題豊富です。楽しい語り口で、何時間でも話を聞いていたいと思いました。
準備風景