この街の空にも星は瞬く


2009年08月21日(金) [長年日記]

姫路科学館見学

明石市立天文科学館星の友の会の行事として、8月1日にリニューアルオープンした姫路科学館を見学しました。

本来は、昨日今日に予定されていた野外天体観測会の2日目に訪問する予定でしたが、観測会が諸事情で中止になり、姫路科学館見学のみ実施することになったのでした。

館のリニューアルですが、1Fの構成とプラネタリウムは基本的に変わらず、2階以上の常設展示室が大きく変わっています。

新展示のコンセプトは「他ではできない実験体験」と「本物にふれる」。案内してくれたスタッフの方が大変に熱を入れて語ってくださったのですが、その思いがばんと伝わる展示でした。

構成は、(同館の常設展示の案内を参照)

  • 4階「私たちの宇宙」
  • 3階「身のまわりの科学」
  • 2階「地球と郷土の自然」

最上階の4階から順に見学します。

太陽望遠鏡は、一台で、投影と分光、スケッチ、Hα線での観察(PSTを使っていました)、それにプリズムを使った実験が同時にできるようになっています。
面白いのが、横の扉の窓から、望遠鏡の内部構造がのぞけるようになっています。

今回は特別に中に入れてもらいました。

太陽望遠鏡に限らず、多くの展示は、直接展示のテーマに関係のない駆動部分も、カバーを透明にして「展示」しています。たとえば3階にあった「渦巻きを作ろう」という展示の場合、ハンドルを回すと水槽の中の水が回転して渦ができるわけですが、ハンドルの回転を水に伝えて回転させる仕掛けの部分も見えます。確かに、展示によっては、テーマそのものより、どうやって動かしているのかの方が気になることもあります。

また、4階にあった「ブラックホール」という展示、漏斗状の穴の中に球を入れて、重力=時空の歪みを体験させるよくある展示ですが、球を投入する側と反対側にゴールを設け、中央の「ブラックホール」の重力を利用していかにしてゴールへ球を入れるかを試させます。これ、結構熱中します。

3階のサイエンスシアターではサイエンスショーを途中から見学。花火の燃え方、ということで、燃焼に必要な「燃えるもの」「温度」「酸素」の3つの要素を教えていました。小麦粉を使った粉じん爆発をやってみたり、気化したアルコールでフィルムケース(?)を飛ばして見たり、水の中で花火を燃やしてみたり、「おうちではやらないでね」ええ、やりませんとも(粉じん爆発はマジでひやひやしました)。

2階には、びっくりするものがありました。

姫路市立動物園にいたアジアゾウの初代「姫子」の全身骨格標本です。

こんなところに・・・・

2階で面白かった一つに一番西側の大きな窓があります。館に隣接する雑木林がここから観察できるのです。双眼鏡なんか置いたりして、本物の自然の雑木林を借景ならぬ借展示しています。ただ自然なので、そう都合よく鳥や動物がいてくれるわけではなく・・・科学館のある桜山には鹿もいるのですが、昼間はそうそう近くには来ないでしょうねぇ。

それから、航空写真の立体視ができるコーナーがあり、大学の時を思い出して懐かしく思いました。地味だけどこういうのは好きです。

その隣には日本近海の海底の立体模型が。おもわずふじ丸の航跡をたどったりして・・・(笑)

ともかく、とても面白い展示になっていました。欲を言えば、天文関係で、もっとこれ以上に「本物」の展示がほしいと思ったぐらいでしょうか。観測機材とか写真とか。

・・・同行した人の話なども含めると、本物ということでは、姫路科学館の化石の収集は相当なもののようです。その一端は二階の展示にもあります。

さらに二階には、蝶などの昆虫、岩石、キノコのコレクションが壁いっぱいに展示されています。これも圧巻です。


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