二週間前、ふじ丸に乗りこんだ姫路飾磨港に、またまた行きました。
姫路港は、今年開港50周年ということで、さまざまなイベントが行われています。実は日食ツアーも50周年記念のイベントの一環に加えられていたのです。
今日は、7月31日に入港した帆船海王丸と、同じく寄港中の海上保安庁の巡視船「せっつ」、海上自衛隊の多用途支援艦「げんかい」が一緒に接岸しているのを見に行くのが目的です。
海王丸は神戸港で既に何度か見ています。船内も見学したことがあります。編集後記にもその時のレポートを載せています。たぶん検索すれば出てくる。
今日は一般公開の日ということで、人が少なければ乗船してみてもよかったのですが、少ない訳もなく・・・・
この列はもっともっと後ろまで続いています。
この後岡山まで走らなければならないので、岸壁から写真を撮るにとどめました。
海上保安庁のPLH型巡視船。PLHとは、「Patrol Vessel Large with Helicopter」の略で、「700トン型以上の大型巡視船でヘリコプターを搭載するもの」と定義されています。つがる型巡視船の一隻で、常備排水量約4,000トン、神戸海上保安部の所属です。
船尾にヘリコプターを展示していました。
午前中には体験航海もあったようです。
海上自衛隊の多用途支援艦。射撃訓練のときに標的を引っ張ったり、消火、救難など様々な用途に使用することを目的とする艦種です。ひうち型の一隻で、基準排水量980トン。
船尾は、曳航索などを繰り出すような形状になっています。ここから標的を引っ張ったり、他の船を曳航したりするのでしょう。
「げんかい」もちょうど体験航海に出発するところで、大勢が乗りこんでいる最中でした。
受付のところに、金属探知機を持った人が。「手荷物検査実施中」と幟が上がっています。乗船する人を一人一人ボディチェックしているようです。やっぱり軍艦は違います。
やがて出航、船の離岸、接岸は結構興味深いのですが、今回の場合は、船尾を振って岸から離し、そのまま後進して離岸します。サイドスラスターがあるのでしょうか。
山陽道に乗り、岡山へ。
岡山後楽園では、夏のメインイベント「幻想庭園」を8月16日まで開催中です。
平成12年から始まった夜のイベント。今年のコンセプトは「名園で 仰ぎ見る星 岡山の夏」。
昨年から幻想庭園では「地球に優しいライトアップ」を目指し、照明器具を減らしたり発光ダイオードを積極的に取り入れたりと、消費電力を抑えながら美しさと優しさを兼ね備えたライトアップを行っています。
それは即ち「星の光を邪魔しない」環境調和型のライトアップ。
名園で星を見ながら過ごす夜、"岡山ならでは”の贅沢な過ごし方だと思いませんか?
(途中略)
奇しくも、今年はガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け、宇宙への扉を開いた1609年から400年目の「世界天文年」。期間中は、天体望遠鏡で星を眺める観望会や、星をテーマにしたライティングも予定しています。
(幻想庭園Webサイトより)
こういうところで「世界天文年」のキーワードを聞くことになろうとは。
ということで、2日に、ここで観望会が開催されました。サイエンスカフェ岡山のメンバーに協力が呼びかけられたので、32センチドブをもって行きました。
普通、星を見る側には忌まれるイルミネーションと本物の星とのコラボレーションです。なんと素晴らしい。
望遠鏡の数々。
倉敷科学センターから持ってこられたもの。
こちらのニュートン反射は、土井隆雄飛行士のサイン入り。
今回一番大きな望遠鏡。美星天文台で借りてきた50センチドブソニアン。
そして私の32センチ自作ドブソニアン。
手作りの行燈。100均で見かけるフィギュアケースの内側に天体などの絵を張り、中からライトで照らします。
まだ明るいうちから月を導入すると、早くも人がわらわらと寄ってきました。混雑と言うところまではいきませんが、まったく途切れなく人が並びます。他の望遠鏡はベガや木星など他の天体に目標を変更していましたが、私は最後まで月を入れていました。休みなし。終わるころは結構へろへろになりましたが、楽しい観望会でした。
しかし、今日は、何気に移動距離が大きいかも。
ツッコミテスト